写真がそのブツである。
SCOTTY GAMERONのグリーンフォークなんだな、これが。最近ではスタジオデザインとかで活躍しているらしいんだが、GAMERONとは昔からの知り合いなんぢゃ。奴が山で熊に襲われているのを助けたのが知り合うきっかけだったんだがな・・

　世間ではSCOTTY CAMERONとかいうやつのグリーンフォークが高値で取り引きされていると言うことを首領から聞いたんぢゃが、アルミを削った奴に5000円ぐらいの値段が付いているらしいな。もっとも市販が決まって1500円ぐらいで出るらしいので、馬鹿みたいな値段で買った奴は・・かわいそうじゃのぉ（笑）。なんでもステンレスの削りだしの奴は限定数で50000円とか60000円の値段がつくらしいじゃないか？　信じられんわ、ワシには・・

　これがヘッド全体の写真ぢゃ。

　材質は鍛造のステンレス。

　完全な手削り仕上げでGAMERON自らが削りだしたモノだ。

　ヘッド部分にはGAMERONの刻印とツアーオンリーを表す"T"の刻印が押されている。市販の予定は全くなく、GAMERONと親しいわずかなツアープロとゴルフ関係者にのみ配られたモノなんぢゃ。

　特徴は市販のグリーンフォークの刃が１本とか２本なのに対して、芝を傷めないためと、ポケットの中から取り出すときに手を傷つけないように倍の４本の刃があるということ。

　なめらかな曲線といい、見事なしあがりだろ？
GAMERONがゴルフフェアで来日したときに、クラフトデザイナーの久津間氏にマスターヘッドの研磨を依頼しに行ったとの噂があるのだが、あくまで噂でしかないようだ。間違っても久津間さんのところに「削り出しのグリーンフォークありますか？」などと電話をしないようにしてくれ。

　これがグリーンフォークの全体写真。

　手に優しい素材として取っ手には紫外線で分解して土に帰るプラスチックが使われている。このグリーンフォークの素晴らしいところはボールマークの修復が簡単にできるという事に加え、パスタや豆料理なども簡単に食べられるというところにある。グリーン上でボールマークをサッと直した後、レストランでポケットから颯爽と取り出してパスタなんぞ食った日には・・周りから羨望の目で見られてヒーローになることまちがいなしぢゃ。

　コレクターからは「$1000で売ってくれ」という引き合いがきているが、ワシは売る気はない。なにしろGAMERONとの友情の印だからな、（￣^￣）。