[ZOOM-C c2] たまには流行モノに手を出して・・
最近、虎の穴の記事には流行モノが出てこねぇぞ・・そうお嘆きの貴方に・・(笑) 久しぶりの流行モノでございます。 去年からブームになっているユーティリティクラブの真打ち的存在のプロギアのZOOM-Cである。 ユーティリティクラブにはロイコレやZOOM-iのようなアイアン型、タイトライズやオリマーのようなウッド型があるが、ZOOM-Cはその中間型である。シャフトの入り方はウッドのソレだが、ウッドほどの容積はなくコンパクトなヘッドにまとめられている。ただし、ブリジストンのB::M-Xやビグメディアと比べるとかなりウッドに近い形状なんだけどね(笑)。 ZOOM-iがチタンだったのに対して、このZOOM-Cはヘッド素材がマレージング鋼になっている。チタンより堅く弾きの強い金属ということになっており、弾きの強い距離のでる球がでるようになっている。 マレージング鋼のヘッドを使った事のある人なら分かると思うが、マレージング鋼は非常に弾きが良いが、独特の打音に対して好き嫌いが分かれるところである。 チタンよりさらに高音のガラスや陶器に近い音がすることと、弾きが強いために球離れがかなり早く感じられる。打感というイメージを作り上げる大きな要素は音と手に残る感触であるから、ZOOM-Cの打感は「堅い」ということになるのだが(首領の個人的感想だが・・)、フェースの厚さが結構あるので、マレージング鋼のドライバーを打った時程の硬さは感じられないようだ。 まあ、このあたりは個人の好みによって感想が大きく分かれるところだろう。チタンが出たとき、「飛距離は方向性は良いのだが、打感や音が好きになれない」という理由で使わなかったプロが結構いたが、チタンを使ってないプロを探す方が難しいぐらいに普及した現状を考えると、音とか打感なんてのは慣れちゃえばなんともない・・というところかもしれない。 さて、今回首領が買ったのは2番のc2である。 シャフトはM40/43のヘッドスピード対応の2種類しか存在してないが、マン振りするクラブではないのでちょっと柔らかいがM43を選択した。使ってどうしても柔らかく感じられるなら、適度なシャフトの交換を考えている。 カタログ状の飛距離は210-230ヤードとなっており、2Iあるいは4Wの代わりというところだろう。実戦投入レポートは後日行うとして、フェアウェイからとティショットでのピンポイント攻撃に威力を発揮しれくれると思っている。 でもねぇ、ZOOM-Cってゴルフフェアで見たとき「こんなもの使えない」って思ったんだよね。 フェアの展示クラブってシャフトが思いっきり左から入っていて、構えるとフェースが左向いちゃってたのだ。今回、購入して詳細をチェックしたら出てくる、出てくる・・チーピン製造器的な要素がいっぱい出て来ちゃった(笑)。 まず、シャフトの入り方は市販版はそれほど無茶な入り方にはなってなかった。個体差もあるが、まあ、我慢の範囲かな? 問題は座りの悪さ。ソールは抜けを良くするために曲面になっているが、スッと置いても座ってくれない。ゴロンと転がってフェースは右か左を向いてしまう(笑)。それに結構アップライトなヘッド。上の写真を見ればわかるが、かなりアップライトになっており、ボールの捕まりすぎが怖いところ。 そして、最低の出来だったのがグリップの入り方(笑)。 まあ、個体差があるのでたまたまハズレのクラブに当たった可能性もあるのだが、買ったそのままでは満足に構えることすらできなかった。 写真左がグリップのバックラインを基準にスッと構えた時のフェイスの向き。笑えるほど左を向いてますな(笑)。信じられないぐらいにかぶって(フックに)刺されてました。 アップライトでフェースアングルがわずかにフック、それに超フックグリップが加わったらどういう球がでるでしょう? ま、見事なチーピンでしょうな(笑)。コレで見事なストレートかフェードボールを打てる人がいたら・・誉めてあげる(笑) 右がグリップを刺し直した状態でセットアップしたヘッド。細めのノンコードのグリップは切ってしまいアイアンと同じゴルフプライドのツアーラップを下巻き2重にして刺してある。向きは限りなくストレート(首領の基準で)になっており、目をつぶってバックラインを意識してスッと置いた状態で写真のようになるように刺してある。でも、自分の合った刺し方が分かってきたのって、つい最近なんだよね(笑)。 グリップ交換でかなりいい感じになってきて、「これなら使えそうだ」って感じになってきたZOOM-Cだが、今週のスクールから打ち込み開始である。実戦投入レポートはまた後日ね・・ 首領のお薦め度: サイテーなグリップを交換して生まれ変わったので 82点 |