[11/11 キャメロン:ピボットツール] グリーン・フォーク

(首領) ずーっと気になっていたんだけどやっと手に入れることができたぞ。

(番長) ぐあっ! キャメロンのピボットツールじゃないか。
誰だ? 「グリーンフォークに5万だの6万だの出すなんて狂ってるとしか思えない」って言って多奴は(笑)。

ピボットツールああ、それはステンレス製の非売品のことだ(笑)。
パターと同じ素材の削り出しで、革製のケースがついて5万とか6万で取り引きされているよ。
まあ、キャメロンのサインが入った帽子が2万だの3万だのの値段が付く世の中だからなぁ・・
写真は量産タイプのピボットツールで、素材はアルミニウム。
しっかりとレッドドットが入れられているが、大量生産でかなり出回ってきたんだ。
まあ、1000円なら安いだろ(笑)。

1000円・・ 安いような高いような。
プラスチックやステンレスのペラペラの奴なら、ちょっとしたコースならタダで貰えるし、リゾートコースとかで売ってる奴がそのぐらいか?

RiverHillのお土産んと、右の写真の奴がアメリカでポピュラーなお土産用のグリーンフォークだ。
これはマートルビーチにあるグリーン・ヒルCCのモノだ。
打ち抜きのブラスのプレートとボールマーカーのセットが革のケースに入ってる(笑)。
値段はいくらだったかなぁ・・ $10したようなしなかったような・・

でもさ、このタイプ・・国内でも一番多いタイプなんだけど、ちょっと使いにくくないか?
ボールマークの横に刺して芝を寄せるわけだけど、カーブが付いている方が使い易いと思うんだよね。

ピボットツールと本物のフォークあ、良いところに気が付いたな(笑)
写真の上がピボットツールで、下が食事用のフォークだ。
ピボットツールはレッドドットの部分がストッパーになって握りやすいデザインになっているが、腹の部分の角度はフォークの腹のカーブに近いモノがある。
あ、フォークの腹って凹んでる方だよな(笑)?
キャディさんに聞いた話だけど、市販のグリーンフォークに比べて一番使い易いのが、本物のフォークだそうだ(笑)。ノーマルのカーブじゃなくて曲がりを少し小さくして使っている様だけどね。

取り説フォークの背とか腹って話がでたついでに、フォークの使い方について説明してくれよ。
「これが正しい」というのは無いらしいんだけど、基本的な使い方だけは知って置いた方がいいだろ?

うん、そうだな。
まず最初に断って置くけど、フォークの使い方で注意することは「芝の根を切らないようにボールマークを埋める」ってことだ。
右の写真はピボットツールに添付されていた取扱説明書の絵なんだけど、これは「あまり好ましくない使い方」と言えそうだ。
この絵だとツールを差し込んで先を「持ち上げて」るだろ? 芝の種類にもよるんだけど、この方法で「芝を持ち上げる」と根が切れてしまう場合が多いそうだ。
怖いのはデザイン的にレッドドットの部分がテコの支点なるだろ? そこで「刺して芝を持ち上げる」ということをやる人が結構いるみたいだね。

フォークの使い方ピボットツールの使い方なるほどね。
凹んだ地面を持ち上げるのではなくて、芝の株を分割して寄せて凹みを直す・・ということだよな。

そそ、「芝を寄せる」と覚えておくのが良いらしい(笑)。
ま、ヲレもキャディさんに教えてもらったんだけどね。繰り返して言うけど、芝の種類によって適切な直し方があるみたいだから、一度プロ(コースのグリーンキーパーの人とか)に聞いてみなくちゃいけないな。
手順としては、「1.フォークの腹をボールマークに向けて刺す」、「2.フォークの先端を支点にしてボールマークの方向にフォークを動かして芝を分割して寄せる」、「3.パターでトントンとならす」かな。
(注釈:写真は自分の左手を撮って画像反転で右手っぽく見せたモノです。実際に直す場合、ピンフラグに身体を向けてボールマークのむこうがわに刺して手前に寄せるようにするのが良いそうです)

で、ピボットツールなんだけど、使ってみた感想は?

んとね、ボールマークの形状にもよるけど、結構使い易いよ。腹の傾斜とレッドドット部分によって、刺すだけでスッと芝が寄ってくれる感じ。まあ、本物のフォーク(改造タイプ)に比べるとまだちょっと使いにくいけど、食事用フォークを持ち歩くのは・・デカイし、かなり恥ずかしいもんな(笑)。
あ、虎の穴を読んでるグリーンキーパーの方とか芝の専門家の方がいらっしゃいましたら、ボールマークの正しい直し方についてメール下さい。紹介した手順が間違っているならすぐに直さなきゃね(笑)。

首領のお奨め度: 思った以上に優れものでした・・ 88点