[3/31 うわさのボールと噂のパター] 奇跡的なめっけ物
(首領) うぉー、もうすぐ仕事が一山超えるぞ〜、いよいよラウンドかいしぢゃ〜
(番長) むははは、冬眠あけの熊みたいだな。年末からスイングっていうか、アドレスとかグリップとか基本からみっちり修正してたから、これからは実践編だな。ところで、今年の話題のボール、試してみた?
シーズンイン直前の課題チェックってことで、スクールのラウンドレッスンに行ってきたんだけど、そこで新しいボール2種類試してみたよ。
左の写真、黒い箱がウィルソンのTRUEで白い箱がキャロウェイのHXだ。
TRUEは「芯のブレが無い」ってのが最大のウリで、HXの方はディンプルが6角形で空力的に優れている・・ってことになってる。
ウィルソンの言ってる「芯のズレ」って実際の所どうなんだ? 人によっては「パンドラの箱」とか言ってるが・・
うーん、今のところJAROが動く気配もないし、比較された他のメーカーが訴訟を起こしたという話も聞いてないんだよね。
ボールの偏芯については糸巻き時代からよく言われていたよね。意図を巻くコアの変形を押さえるためコアの中の液体を凍らせて誤差を減らして・・とか、いろいろ言われていたけどウィルソンのやった実験はちょっと凄すぎる(笑)。塩水のなかに浮かせて重心をチェックしているけど、その誤差が実際のグリーンとかでどれぐらいの誤差になるのかよく分からないよね。
箱をみると「重心位置が0.1mmずれると4mのパッティングでカップ1つ分まがる」って書いてあるけど実証実験で「余所のはずれてます」って言ってるけどどの程度なのかはわからないよな。
うん、ガラス板の上でロボットがパッティングするなら偏芯による誤差が問題になるかもしれないけど、実際のコースではねー。
これまでテレビ通販パターのCMでパッティングマシンテストで「うちのパターはこんなに入る」ってやってたろ? もしボールの偏芯が大きな問題ならパター変えてもはいんねぇよな(笑)。「昔から知ってたので偏芯しててもカップインするパターを考えました」なんてバッタ臭いのがいたけど、プラシーボ効果っていうかメンタル的なモノぐらいにしかならないような気もするな。
コースで使ったのはどっちもウレタンタイプ。打感はどちらも似たようなモノで特に飛ぶ気もしないしスピン量も似たようなモノだった。値段の分だけTRUEが良いように思うけど、それならV1使うわ(笑)。
ぬ? こ、これは噂の2ボールパターじゃないか!
買ったのか?
おほほほ、奇跡的にまともな奴があったんだよね。
あとで写真見せるけど、オデッセィって基本的にとんでもないシャフトの入り方してるわ(笑)。
パターに合わせて無理矢理アドレス合わせられる人ならいいんだろうけど、普通につかったら思いっきり引っかけると思う。
気になって何軒か店を回ってモノを見てみたんだけど、笑えるほどシャフトが左から入っていたよ。
ところが、奇跡的にまともなのを見つけちゃったので・・あろうことか定価で購入しちゃった(爆)。
ぐはっ!
定価・・あほか〜、バッタ品とか中古買って調整すれば良いじゃん。
それがさー、写真見て分かると思うけどノーネックのベンドシャフトなんだよ。微調整は可能だけど大きく曲げることは無理だ。そういう意味で、数を見て当たりを見つけるまで探しまくるしか無いと思うぞ(笑)。
さて、ヘッド形状は中空のマレットだな。
特徴的なのはヘッド上部にボール大のインサートが2個入っており、ボールと合わせて3個の残像効果で真っ直ぐ引きやすくする・・って、昔流行ったペルツパターと同じだな。
ペルツパターって、入りすぎるので禁止になったやつだろ?
確かヘッドの縦の長さ(フェース面の長さ)より奥行きの方が長いと違反になるんだよな。ゲートボールみたいなトンカチ状だともの凄くカップイン率あがるもんな〜
ペルツがボール3個だったのに対して、オデッセィは2個でルール適合になってる。
フェース面はホワイトホットのインサートになっていて打感は凄く柔らかい。
残像効果ってのは何とも思わないんだけど(笑)、とにかくテークバックが引きやすく、ショートパットでヘッドが波打つってことが無い。独特の形状とシャフトの曲がり方によるものだと思うんだけどね。
ショートパットなどの方向性はとにかく抜群だ。
ただし、インサートが柔らかいので長い距離での距離感が個人的にはいまいちあわせにくい感じがする。
あと、真っ直ぐテークバックできるけど芯を外すとフェースが左を向きやすく、これまでのオデッセィほどではないにしろ左に行きやすい傾向はまだ残っているみたいだ。
ほー、これが上から見た所か。
なるほど、ペルツパターみたいなT字のプレートと半月型のプレートを張り合わせたような形・・と言えば良いんだな。
ふーん、構造的には良くできてるね。
マレットパターとペルツパターの良いとこ取りって感じかな(笑)。
右の写真がシャフトの入り方だ。
写真を撮るときに大げさに強調しているわけでは無いよ。
ヘッドを床に置いて手を離すとパターが立つんだけど、ほとんどの2ボールパターはシャフトが左方向に向かって立っている。
これは、奇跡的に僅かに右に向かっているんだよね。少しだけ手を入れたんだけど(笑)、現状ではほぼスクウェアになっている。
何処まで調整可能なのか見てもらおうと久津間さんの工房に持ち込んで見てもらったんだけど「ほー、めずらしいですね、スクウェアと言ってもいいんじゃないかな」っていう軌跡のようなお言葉が・・(笑)
あー、いいな〜、なあ、なあ、なあ、これくれよ〜。
ヲレは首領と違ってあちこちのゴルフショップ覗いて回る時間も金も無い。だから、飽きたらちょうだい!
えーっと・・(汗)、パッティングは道具じゃなくてメンタルと技術だ・・ってのが実感できたら譲ってやる(爆)
首領のお奨め度:もしも上の写真ぐらいのやつが見つかったら即買い! 90点