これが久津間ウェッジ! DONスペシャル
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うほほほほほ、顔が緩んでひたすらニヤケテいる首領なのであります。ついに久津間ウェッジが完成して、首領の手元にやってきたのであります、うふふふ ← ちょっとはしゃぎすぎ
写真は久津間ウェッジのAW(アプローチウェッジ)、その名も首領スペシャル
The "DON"なのであります。久津間ウェッジには2タイプあり、ひとつはゴールドウィンのラップアイアンの流れをくむキャビティタイプのバックフェースと、写真のオーソドックスなフラットバックタイプ。
バックフェースには名前と1999の年号、そして
TORA NO ANA(虎の穴)という文字とDON(首領)の文字が打ち込まれている。削りだしの跡が美しく、表面は無メッキでガンブルー仕上げになっている。
首領が作ってもらったウェッジはアプローチ用のAWとバンカー主体のSWの2本である。
シャフトはダイナミックゴールドのS300で基本的なスペックは久津間チューンをお願いしてあるMIZNOのT-ZOID
PROの流れを崩さないようにお願いした。
クラブが首領の家に到着した時、関東には大雨警報が出ており、大荒れの状態。梅雨の真っ盛りで湿気でベタベタである。メッキ処理をしてないウェッジなので、フェイス面とか削った跡にはうっすらと錆が浮いている・・
クリーブランドのRTGウェッジ(ノーメッキのツアーウェッジ)と同様にちょっと気を抜くとあっという間に錆錆になってしまうのである。こりゃぁ、手入れが大変だぞ〜 ← でもオイルを回して磨くのが楽しいので良しとしよう(笑)
写真はグラマラスな久津間ウェッジの後姿。
ネックからフェイスにかけての美しい曲線のコンビネーションを見ていただきたい。クラブを女性にたとえる人が多いが、バックシャンというか、美人なクラブである。
右の写真は首領が気に入ってずっと使っていたJ'sクラシカルエディション(カッパーフェイス)と並べてみたところである。久津間ウェッジが全体的に曲線で構成されていることが良くわかると思う。緩やかなカーブでグースがつけられ、ボールを包み込むようなイメージを強く抱かせるようなデザインになっているのが特徴的である。
J'sクラシカルエディションも美しいクラブだし、精度の高いクラブだと思っていたのだが、こうして久津間ウェッジと並べてみると、美しさの次元が違うような気がするんだよなぁ・・ これが流れ作業で量産されるクラブと、匠の域に達した職人が納得のいくまで削り上げたクラブとの差なんだろうなぁ。なお、これらのウェッジは10本近いヘッドの中から久津間さんが納得の行く仕上がりになったものを厳選して完成されたそうである。あ〜、粗末に扱うとバチがあたるよなぁ・・
J'sクラシカルエディションとセットアップイメージを並べてみたのが左の写真である。
久津間ウェッジの微妙な曲線で構成されたネック部分のグース具合でボールを包み込むイメージがでているのがわかっていただけるだろうか?
セットアップのし易さ・・
久津間ウェッジを表す言葉はこれに尽きると思う。左の写真で二つのクラブそれぞれで、ボールがどこにどういうふうに飛ぶのか、どちらがイメージし易いだろうか? 写真ではちょっとわかりにくいかも知れないが(笑)、久津間ウェッジを構えてしまうと、普通のクラブではどこにボールが飛ぶのか不安になってしまって、ちゃんとしたセットアップができなくなってしまうのである。
久津間ウェッジのもうひとつの凄さは、フェイスを閉じても開いても、どう構えてもネック部分が邪魔をせずにフェイスを有用に使うことができるということである。このあたりは練習場での試打および、ラウンドでのレポートで紹介していきたいと思う。
私のアイアン選びって、なんでもかんでも買っていた初期段階から機能を選ぶ中間段階を経て、顔で選ぶ最終段階に達していたのだが、これだけ美しいクラブってのは無かったなぁ・・
いわゆるプロモデルというのも数多く買ってきたのだが、それは「プロが使っているデザインと同じモノ」であり、「プロが使っているのと同じスペック」という意味であり、流れ作業の量産クラブであることには変わりない。そういう意味で久津間ウェッジはまさに首領だけのクラブであり、「プロが満足するクオリティ」のクラブなのである。久津間さんを訪問したときに見せてもらった某女子プロのウェッジとまったく同じ品質のモノだもんなぁ(笑)。
そういう意味で「芸術品」という言葉を贈るにふさわしいクラブなのではないか? もっとも、値段の方も芸術品並なのだが・・ ← 涙じょ〜
今回、作っていただいた2本のウェッジだが、スチールシャフトで値段的には一番安い部類に入るのである。え? いくらしたんだ、って? 量販店に行けばスチールシャフトのアイアンセットが買える値段だもん・・(笑) ちょっとドキドキの2本で13万円也である・・ ちょっと洒落にならない値段のようにも思えるが、実物を見ればその美しさに息を呑むこと間違いなしで、芸術品を手に入れたと思えば納得してしまう値段じゃないだろうか? うーん、うーん、うーん・・・ ← どきどきどき・・
次回は、天文学的な値段(笑)の久津間アイアンは買えないので、T−ZOID
PROを久津間チューンしてもらった結果のレポートの予定。