アメリカのケーブルテレビのコマーシャル番組の定番といえば、ロールフェースデザインのTearDropパター。写真は上から、オリジナルのTearDropパター、第二世代の改良タイプ、そして一番下が第三世代の削りだしタイプのフレッド・カプルスモデルである。
おっほっほ、キワモノ好きの首領としては当然チェックしております（笑）。昔の通販専門というバッタ臭い（笑）イメージが無くなり、ジョン・デーりーやカプルスが最新モデルを使っていたり、ゼブラの吸収によるロールフェースタイプのマレットの発売などで、日本での知名度もどんどん上がってきています。ま、ケーブルテレビを観ている人なら、夜中にやってる怪しさ爆発の比較宣伝が頭に残っていると思いますが・・
社名にもなっているTearDeopは日本語にすれば「涙滴」かな？ オリジナルとその改良モデルの断面形状は、涙型というか、曲玉型というか・・TearDrop形状です。ロールフェーステクノロジーと呼ばれており、フェースが平面ではなくて球面になっていて、ヘッドのセットアップや軌道がおかしくてインパクト時のロフトが変わってしまう平面パターと違って、曲面ならヘッドの傾きに依存されずにボールをヒットできる・・と言うモノ。
まあ、ロフトや打点に神経を使わなくても転がりの良いボールが打てる・・ってことなんですけどね。テレビの比較テストでは、最新モデルで他社のパターとのインパクト初期段階でのボールの跳びはねについて比較しています。他社のボールの半分の距離で飛び跳ねが収まってスムースな転がり・・ってことになっているんだけど、「ボールの赤道から下をアッパーに打った場合」・・って、ねえねえ、普通、赤道から下をアッパーに打ったらボールは跳ねないか（爆）？。
確かに転がりは良いような気がするが、まあ、深く追求するのは止めておこう（笑）。さて、最新モデルではTearDrop形状のマレットの他に、軟鉄削り出しのモデルもラインナップされている。今回、首領が購入したのはフレッド・カプルスの使うヒール＆トゥの重量配分のブレードタイプにクランクネックが付けられたモデル。
ジョン・デーリーはＬ字タイプのモデルを使ってますね。
注目すべきは、カプルスモデルということでF.C.の型番が付けられているが、このモデルは「フェースのロール度合いが少ない」というもの・・ おいおい、フェースが球面だから効果が高いって宣伝してなかっけ？ プロだから通常モデルより曲面度合いの少ないモノでＯＫってことかよ（笑）？
写真は、三世代のフェースの曲面度合いを比較したもの。オリジナルは曲面というより球面。第二世代では曲率は小さくなったが独特の曲面を保持しているが、F.C.モデルではよく見ると平面じゃないな・・って程度（汗）。
うーむ、だんだんと普通の平面パターに近づいているような気がしないでもないんだが・・ ← 気のせい 進化なのか、あるいは退化なのか（笑）
実際にボールを打った感じだが、首領の個人的な好みとしては第二世代のモノが一番安定して良い転がりを示しているように思う。オリジナルは曲率が大きすぎて打点の上下のばらつきに対して不安が大きすぎるし、F.C.モデルだと「おお、これがロールフェーステクノロジー！」と言えるほど劇的な変化は感じられない。
写真はトップブレードからのイメージ。カメラアングルが悪いのでシャフトが右から入っているのが強調されているので注意です。え？ ちゃんと右から入って良い感じのラインが出てるって？ おっほっほ、ノーマルでこういう感じのパターだったら苦労しませんぜ、旦那！
これは首領チューンが入った後。
シャフトのチップ側に鉛粉を入れてバランスをアップし、同時にグリップ下のバックライン部分に若干のテープを貼って全体重量を調整。シャフトは自分のボール位置とグリップ位置に合わせてグイッとやってます。
写真ではヘッドのヒール部分がシャフトに隠れて見えなくなっていますが、実際に構えた場合、このヒール部分の処理が無茶苦茶気になります。ネック部分からヒールにかけてのラインが左に入り込んでいるように見えるんですよね。目の錯覚なんだけど、この部分の処理が上手いメーカーと下手なメーカーってあるよねぇ・・（笑）
とりあえずチューンして実戦で使えるレベルには仕上げましたが、テレビCM程の劇的な効果がでるかどうかは怪しいところです（笑）。オリジナルTearDropから進化したのか、退化したのか・・結論は実際のグリーンで出すことにします。
首領のお薦め度： 公告の効能は自分の身体で試すのが原則だよ！ ７５点