[破壊力なら鉄でっせ・・] ライフル6.5のアルマゲ首領
えー、左が現在のエースドライバーのブリジストンNewingライフルでございます。 右が新しく作ってみたドライバーの本間LB-TORUライフル。別名『アルマゲ首領(ドン)』でございます、おっほっほ・・ アイアンの場合、ライフルってのはとにかく使いにくい。独特な重量フローがネックになって番手間の調整が難しく、セットとして見た場合、首領は落第点をつけるシャフトなんですが、単品のウッドに刺すと、何故かタイミングが取りやすくて好きなんですよね・・ Newingにライフルを刺したのは4年ぐらい前かな? 少し左向きのヘッドのため、球筋はフック系。重量383gでバランスはD5・・まあ、今のクラブと比べるとちょっとだけ重いんですけど長さが43.5インチと短めなので十分に振れます。昔のパーシモンと同じくらいのスペックですから・・ でも問題はフックの度合いなんですね。 計算できてラウンドでは使える範囲ではあるけど、ここ一発でのチーピンが怖い。チーピンを怖がって抜いたスイングにすると右にすっぽ抜けるという悪循環も待っているのでもうすこしスクウェアなヘッドにライフルを刺してみたかった・・ これがアルマゲ誕生の理由なんです。 ヘッドはパーツとしてわけてもらった本間のLB-TOURというディープフェースのチタンヘッド。シャフトはライフルスチールの6.5を刺してあります。右の写真の様にフェースの向きはほぼスクウェア。これでチーピンの恐怖からは解放されるかも・・ でもねぇ・・ちょっとスペックがキツめになっちゃったんですよ。おほほほ。 Newingライフルが43.5インチなのでちょっとだけ長さを伸ばして、アルマゲは43.75インチ。ヘッドバランスをD4に抑えたかったので、グリップ下のバックライン部分に4gの鉛テープを貼っています。上の写真を見るとわかりますが、ネック部分は久津間さんにパーシモンのように糸を巻いてラインを出して貰いました。その結果・・重量が・・おほほほほほ・・390gになっちゃった(爆)。 うーむ、市販の46インチクラスだと300gを割る重量のモノもあるから、100gの違いか・・ま、まあ、良いんじゃないかな? 43.75インチだから楽に振り切れるんですよ、コレが。 左はアルマゲのソール写真。 オリジナルのロフトは9.5度と表示されていますが、実際に組み上げて見た感じはかなりロフトが立って見えます。おまけに、ソール左(後方)に銀色のネジが見えていますが、ここにはもともと黄銅のウェイトがネジ止めされていました。 ヘッドバランスを落とすために黄銅ではなく、ジュラルミンのネジを入れたのですが、下げていた重心を上げる結果になり、球があがりづらくなってしまいました(笑) ← いや、笑い事ではないんだけど、これが スイングアナライザでの分析ではNewingライフルに比べて初速は少し落ちますが(重量のため)、ミート率がかなり良くなっており、結果的にシミュレータ上の飛距離はアップしています。問題は・・18ホールからだがもつか? というところかな? スイングすると、「ミシッ、ミシッ」と身体の骨がきしむ音がするような気がするが・・まあ、気のせいでしょう、うん。 アルマゲに合わせて作ったフェアウェイ・ウッドが左のタイトライズ・ライフル。 こちらも同様にライフルの6.5を刺して、フックフェースを修正し、ライ角も可能な範囲でフラットにしてあります。 どうやって? 信じてもらえないかもしれませんが、久津間さんがネックをグイグイと曲げちゃいました(笑)。 なんちゅうか、何でも曲げちゃうからね、久津間さんって・・(笑) 右の写真がネックを曲げたタイトライズ・ライフルの写真。 ライ角がまだちょっとアップライトなのでまだ左を向く印象はありますが、構えてみての違和感はかなり軽減されています。 実際に球を打ってみた感じは・・うう、ちょっと失敗したかな(笑)。 アルマゲに合わせてライフルの6.5を刺してみたんですけど、インパクト時でのトゥ・ダウンが激しいんですよ。 ダウンスイングで一気にトゥダウンが起きるので合わせに行かないとダフっちゃう。無理に打ち込むクラブじゃないので払い打ちで使えばいいんでしょうが、悪いライでは上からガツンと打ち込んで使いたいからねぇ・・ フェアウェイ・ウッドでつかうには、もうワンフレックス上げて、ライフルの7.0あたりが最適なんじゃないかと思う首領でありました・・ まあ、こういうのは実験君じゃないけど、やってみないとどういうモノができあがるのか分からないところあるからねぇ・・ ← 実験君自爆 うーん・・ 単体としては問題ないんだけど、セットとして考えたらダメだね、これは(笑)。セッティングなんて言葉が存在し得ないスペックだよな・・390gのドライバーって。 首領のお薦め度: 良い子は真似をしてはいけません!・・ 78点 ← 意外と高得点 |