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[パター3連発] ん千円の強者達・・


倉本ミルドフェース倉本ミルドバックフェース 最近、パターに関しては新品を買うと言うことがほとんどなくなりました。

 基本的なスペック(重さ、長さ、バランス、シャフトの入り方など)さえ調整してしまえば、ほとんど差は出ず、見た目などのメンタル面が一番大きな要素・・ということがわかってきたからです(笑)。

 さて、写真のパター、キャメロンのジャスティンレナードモデルじゃありません。ミズノのツアースタイリングでもない・・ 少し前に虎の穴BBSで「探しています」と告知していた、ブリジストンの倉本ミルドです。

ソール 初期のモデルはガンブルー仕上げになっているのですが、これは後期のモデルでブラックパール処理になっていました。

 なっていました・・っていのは、今の状態を見ていただければわかりますが、メッキが錆で浮いてボコボコになっており、かなり悲惨な状態。そこで腐った部分をベータ(研磨装置)で削ってサンドブラスト処理した後、オイル含浸処理してみました。腐ったメッキの研磨のついでに各エッジ部分にも手を入れて自分好みのラインがでるようにしています。

トップブレード terryの蟲のてりさんとパター談義をしているなかで、二人に共通する「好みのデザイン」の一つがこの形状。

 即ち、後ろ側にスラントのフランジのあるブレードタイプにPINGネック(クランクネック)の軟鉄削りだしというもの。フランジを分厚くしてスポット部分をキャビティにしても面白い・・という話もでています。

 かまえた感じはとにかくスッキリしていてラインが出しやすい。
ヒール&トゥバランスと比べるとミスの修正度合いは低いが、バランスがいいのでスッと引けます。まあ、当然のことながら、重量、長さ、バランスについては徹底的に調整してありますし、シャフトの入り方もグイっとやってますから引きやすくてあたりまえ・・か(笑)

 このパター、発売時の定価は4万ぐらいだったそうですが、絶対量が出ておらずなかなか中古市場にでてきません。価格的にはかなり安いのですが、数がないので手に入りません。なんでも、北日本で多く売られたとのことで、もし、見かけた方はご一報ください・・ どうしてもガンブルータイプのモノをもう一本持っておきたいので・・ なお、今回のブラックパール処理のモデルも、北陸の仲間が見つけて送ってくれました。感謝感激雨霰です・・はい

TPA18フェースTPA18バックフェース さて、次は王道中の王道(笑)

 一時期凝っていたタイプの原型になったWilsonのTPA18です。原型・・という意味ではテーラーメードのモノが原型なんですけどね(笑)。

 ネットゴルフ仲間のbkさんから譲り受けた品物です。さっそく、スリットをシリコンで埋めて・・ ← 間違い

 TPA18タイプは他に4本持っていますが、やっぱりこれが一番しっくりきますね。L字にマレットの味付けをしてヒール&トゥバランスの隠し味をつけたもの・・上の倉本ミルドのブレードにクランクネックという組み合わせのように黄金パターンと言えましょう・・

TPA18トップブレード 右の写真はセットアップして上から見たところ。

 個人的にはもう少しフランジのトゥ側をふくらませたいんですよね。そうしないと先細りのイメージが強くてインに引いてしまう感じが強い。サイトラインとトップブレードの白ラインもうるさい・・

 なんといっても気に入らないのが打感です。
軟鉄鍛造なら柔らかい打感になるのですが、これはかなり硬い・・
まあ、好みの問題なのでこればっかりはどんなに良い形のパターでもしょうがないですね。でも、このところソリッドボールではなくて、糸巻きばっかり使っているのでどんなパターでもそれなりに良い感じになってきているんですよ(笑)

 PINGのスコッツデールも実戦では数回しか使っていなかったのですが、久しぶりに引っ張り出して糸巻き(ダンロップのプロワウンド)を打ってみたら、凄くあんばいが良い(笑)。PINGにありがちな陶器のような硬い感触が少なく、球の転がりも凄く良い・・ まあ、逆を言えば、スコッツデールもこのTPA18もたとえソフトタイプであっても2ピースでは使いたくないパターってことが言えるんですがね。

ジョー・ロー600ジョ・ローとスポーツマン さて、最後はL字の中でもっとも気に入っているジョージ・ロータイプの原型

 Geo Lowって・・ジョージ・ローのことです。
ジョージ・ローってのは人名ですが、キャメロンの本名がSCOTTなのに愛称としてのSCOTTYを量産タイプのパターに刻印したようなものかなぁ・・

 ジョージ・ロータイプ(特にWiizard 600タイプ)はいろんなメーカーから発売されていますが、Geo Lowはクラブメーカーでもあるんです。そんなGeo Lowの600モデルがこれ。スポーツマンと比べると全体的に曲線が多く、女性的な形状になっています。私はやっぱりスポーツマンの方がいいなぁ・・

 ちなみにGeo Lowというメーカーは(多分)今も存在しており、数年前のインサートパターブームの時には銀インサートのパターを発売していました。残念ながら日本にはほとんど入ってきてないんですけどね(笑)。そんなGeo Low 600・・中古屋では数千円で転がっていることもあります、はい。

 アイアンやドライバーって中古屋で掘り出してきてもなかなか面白いモノが見つかりませんが、パターに関してはまだまだ面白いモノが眠ってますね。しかもスペックさえちゃんと自分に合わせてやればまだまだ現役で使えるものばかり・・ もし中古屋で首領を見かけたら、小さな声で掘り出し物情報を教えてください・・おほほほほ

 首領のお薦め度: 倉本ミルド:88点 TPA18:75点 GeoLow600:70点 ってところかな・・

(C)ゴルフ虎の穴 首領