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[そしてまたL字が増える] マクレガー ジャック・ニクラウス ジョージ・ロー


ジョージ・ロー5人組み おっほっほ、ちょっと前に「ジョージ・ロータイプのL字はもういいや」って誰か言ってたような気もするが、21世紀はなんといってもジョージ・ローの時代だな・・

 えーっと、左からターニークラッシックのニクラウスTCP1、ウィルソンのオリジナル600ジョージ・ロー、Geo Low600、SportmanのWizard600、そして今回新しく増えた(笑)、マクレガーのジャックニクラウスのジョージ・ローです。

 ジョージ・ロータイプあるいは、Wizard600タイプって事でひとまとめにしても良いんですが、細部の作りが全て異なっており、微妙な違いが楽しいんですよ(笑)。

 今回のパターもYahooのオークションでゲットしました。値段としては千円単位ね(笑)。この手のパターはアンティーククラブの部類に入るけど、実用としてL字パターを買う人が減っているので、値段はあって無いようなものです。でもあたしゃ、実用本位で買っちゃうんだけどね(笑)。

フェース面バックフェース 写真は左がフェース面、右がバックフェース面。

 ジョージ・ロータイプは今さら説明する必要はないですね。

 トゥが膨らんだL字でジャック・ニクラウスの腕の一部と化して時代を征したのがSportsmanのジョージ・ローWizard600。

 その栄光を受けていろんなメーカーから発売されいます。ただし、実用度としてはどうなんだろうね? L字ではウィルソンの8802やトミーアーマーのIMG5の方が有名な気はするな。このタイプのパターをいまだに使っているプロって・・知らないもん。キャメロン等のパターデザイナーは昔の名器をベースにデザインすることが多いけど、ジョージ・ロータイプってあまりありませんな。

トップブレードソール 写真左がトップブレード、右がソール。

 一番上の写真を見ればわかりますが、このパターの最大の特徴がトップブレードに2本のサイトラインが入っているということ。

 Geo Low600にはサイトラインが入っていますが、その他のモデルには全く入っていません。Geo Lowの場合、サイトラインはフェースの中央ではなく、わずかにヒール側に寄っています。これは重心というかスポットがヒールよりにあることが原因と思われますが、このジャック・ニクラウスのジョージ・ローでは完全にフェースのど真ん中。

 実際にボールを打つとしたら2本入っている内側のラインぐらいで打たないとヘッドがわずかに暴れます。

 現在のエースであるSportsmanのWizard600に比べるとトップブレードが少し細いんですよね。トップブレードの厚さとエッジの処理で構えたときの信頼感が随分変わってきます。

 知らない人がみたら、どれも同じに見えますが、トップブレードの厚さとエッジ処理、フランジの厚さ、ソールのヒール側の削りの処理、トゥの角度、グースの度合い、これらが全て異なっているんです。まあ、L字なんて使わねぇ、って人にはどうでも良いことでしょうけど(笑)。逆に考えるとよく見ないとわからないような要素の違いで、構えたときの印象が全然違ってくるってことです。自分がどういうパターに安心感を抱くのか、数字で分析してみると面白い結果がでてくるかもしれません。どうしても気に入らないパターもちょっとした削りと曲げで、別のパターに生まれ変わる・・かもね(笑)

 さて、ここまで買っちゃったら、SportsmanかBristolのGeo Low/Wizard600が欲しいよなぁ・・
復刻版とか今エースとして使ってる普通のWizard600でも良いんだけどさー。バブルの頃に5−60万してたIMG5のXXは今では10万前後で買えたりします。スコッツデールは6−80万だったけど今だと30万前後かな? でもSportsmanはねぇ・・・・ ← ため息・・ この間、Yahooで40万で出品されてて「うぉ、安い!」って絶叫したんだけど、このご時世で40万はねぇ・・ でも、欲しいのぉ・・

 首領のお薦め度: 5本目のジョージ・ロータイプ・・・・ 78点!

(C)ゴルフ虎の穴 首領