ふー、やっと手に入れることができました。写真の左が、飛ぶと話題になったタイトリストのPro V1です。右はウィルソンの新構造ボールのi-wound。
市場から姿を消して何処に行っても手に入らないPro V1に業を煮やし、i-woundでラウンドする予定だったのですが、terryの蟲のてりさんから１スリーブ（３個）分けてもらうことができ、OUTとＩＮの９ホールづつそれぞれのボールをテスト使用してきました。
どちらも雑誌でしつこいぐらいに取り上げられているので構造などは今さら説明する必要は無いと思います。Pro V1は流行のウレタンカバーボールで、i-woundがプラスチックベルトをインジェクションでカゴ状に構成した多層構造ボールです。メーカーの宣伝では、Pro V1が「とにかく飛んで止まるボール」で、i-woundが「糸巻きとツーピースの良い所取り」という感じですな。
写真の左がPro V1で右がi-wound。Pro V1の方はタイトリストのロゴとPro V1 392というロゴがあるだけの素っ気ないデザイン。一方のi-woundはメーカーロゴもボール名も凝ったデザイン。ま、性能には無関係ですけどね（笑）。
i-woundの左下に見えるのは「マイボールスタンプ（別名：すたんぴー）」で押した『首領』のマーク。さらにそのしたには赤マジックで識別用のAという文字を入れてあります。名前を入れてさらに識別番号を入れるのが首領スタイルなのですが、さらに最近ではボールの赤道に直線を入れているのでちょっと見た目がウルサクなっています。ま、誤級の可能性は極めて低くなるんですけどね（笑）。
さて、朝の練習グリーンでのパッティングインプレッションは、Pro V1が「ゴッ！」という鈍い感触なのに対してi-woundは「コッ！」とちょっと堅めの感触が手に残ります。この時点ではi-woundの方が絶対に感触が良いと思っていたんですけどね・・・
ウッド、アイアン共に感触に極端な差は出ませんでした。パッティングで感じたようにi-woundの方がわずかに堅い（というか、芯があるという感じ）感触。Pro V1はウレタンボール独特の「団子感」が感じられBSのU-SpinやキャロのRule35に近い感じです。アプローチでの違和感も無く、どちらも及第点が付けられる打感。
飛距離は・・おほほほほ、すげぇな・・Pro V1は・・（汗）
正直な話、雑誌の記事や友人の話で「１０ヤードは違う」というのを私は信じていませんでした。でも、実際に飛ぶね、これは（笑）。ただし、全てのクラブで飛ぶというのではなく、アイアンの飛距離はそれほどでもなく、ウッドでの伸びが凄い。芯を外した感触でも１０ヤードは伸びていると思います。アイアンではスピン量の関係でそれほどの伸びはないのかな？ まあ、アイアンで飛びすぎると困るだけなので適度の伸びという感じです。一方のi-woundは特に飛ぶという感じではありませんが、とにかく弾道が高い（笑）。そんなに上に上がるのなら同じ高さで前に行ってくれ・・と思うのですが、飛距離はいつもの感じ・・というか、前回使ったのがサイバーコアのマイクロスキンだったから、それと変わらないぐらいってのは優秀な方ですね。
スピンのかかりかたについてはどちらも良くかかるけど、困るほどではありません。これは打ち方やクラブに依存するところが大きいんだけど、私としては特に可もなく不可もなくかな？
パッティングでの感触ですが、練習グリーンではi-woundの方が絶対に良いと思っていたんですけど、実際のパッティング数とボールの集まり方を見ると、明らかにPro V1の方が良い（笑）。じつは、去年の年末から３３パット前後だったのが急に３６を越え始めて悩んでいたんですけど、これって、ボールを糸巻き（ダンロップのプロワウンド）から多層構造ボールに変えた時期と一致しているんですよね（笑）。高級団子ボール的なウレタンボールを嫌っていたんですけど、実はその打感が私のパッティングには良かったわけです・・おほほ
こうなるとどっちが良いか？ って、聞くまでもないでしょ（笑）。
圧倒的にPro V1の方が良い。間違いなくエースボールになりますね。ただし、現状ではほとんど手に入れることができない。これについてはショップやメーカー系の人から、「５月に入れば市場に出回る」という話を聞いているので落ち着いて待っていればいいですな。ただし、人気が人気だから定価で買うことになるんだろうな。i-woundの方はすでにディスカウントショップにも出回り始めているのでかなり安く買うことができますから、Pro V1が切れたときの補助にしようかな。
首領のお薦め度： 正直言ってここまでとは思っていなかった・・ Pro V1：９５点 i-wound：８６点