[ウェディングパターその後・・] パターの刻印騒動
TNGになる前の虎の穴で紹介したような気がするんですが・・ 左のヘッド、記憶にある方いらっしゃいますか? 持ち主の私が忘れかけているんだから、だーれもしらないかもしれませんなぁ(笑)。 モノは芹沢プロが使っていたベティナルディの削りだしヘッド。 ただし、これはパーリー・ゲーツのダブルネームパターでちょっとだけ珍しいナリ。 結婚記念日になにか思い出になるモノをということでこれを買って ← なぜ、パターを? ソールに日付と名前を久津間さんに刻印してもらうことになっていたのですが、ちょっとした手違いで・・っていうか、刻印の間違いなんだけどね(大汗)、大騒ぎになったブツです。 刻印部分をえぐってから違う素材の金属をはめ込んで刻印を打ち直しましょう、という久津間さんのアイデアでプロジェクトが開始したのですが・・ えー、右が刻印部分をえぐったソールです。ちなみに日付は1999と入っています。ぬ? それって、前世紀じゃないのか? ええ、写真の状態になって帰ってくるまで(外の業者に出してたそうです)1年かかってます ← なぜだかは聞いてはダメ さすがにそろそろしびれをきらしてきたので(笑)、久津間さんをたきつけて次の工程にすすんでもらうことにしました。 アイデアとしてはえぐった溝に異金属をはめ込むということなのですが、うまくいくのか? ってのが正直な感想でした。 久津間さんはもともと金型加工の職人さんをしてらっしゃったそうで、「こんなの簡単だよ」って笑ってましたが・・ 左が銅板をカットして溝のカーブに合わせて棒を加工している所。素人の我々から見ると魔法でしかありません。あれよあれよという間に分厚い銅板が切り出されカーブを付けられて溝の形になっていく・・ 溝の形ぴったりに整形されたら、それを叩き込んで削って磨いて平面に・・ってことなのですが・・ みごと溝に銅板が埋め込まれたのが左の写真。 まだ借り止め状態なのでこれを外れないようにしっかりと固定した後に研磨して、再度刻印を打つことになります。 右の写真が調整中の久津間さん。 なんか、手品を見てるみたいでしたが、ここまでくるのに約30分。すごいよね〜 んー、でも、加工始めるまで1年半かかかってるってのはどういうことぢゃ? (-.-#) まあ、そういうところが久津間さんの面白いところなんだけどね(笑) ← 笑ってばかりはいられない ここまで来て夜も遅くなってきたので本日の作業はここまでで終わり。次回は銅板の固定と研磨でいよいよヘッドの修復完了になる・・・のかな? ← かなり怪しい |