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[L字パターはこれにて終了] トミー・アーマーIMGL


ソール写真 この間、テレビ東京の何でも鑑定団で小野やすし氏が「幻のパターなんです」って鼻高々に自慢してたんですよね・・見た人います?

 銀髪の貴公子、シルバー・スコットと呼ばれていたトミー・アーマーがマグレガー社でクラブデザインをしていた時代、数々の名器を送り出しましたが、パターに関してはあまりにも有名なIMG5というのがあります。テレビに出てきたのはジャンボ尾崎が使っていたことで日本でも大人気になったIMG5のXXでした。ジャンボが200万出しても欲しがった・・とか逸話は残ってるみたいですが、評価額は35万(笑)。バブルの絶頂期なら確かにほぼ新品ということで200万の値段がつくかもしれませんが、今では買い手がつかないので10万でもダメでしょう(笑)。

前方トップブレード IMってのはIron Masterの頭文字です。
Gはグースネックを表し、5ってのは35インチということ。前出のIMG5 XXってのはIron Masterのグースネックで35インチモデルのホーゼルにXの刻印が2段になっているって奴ですね。

 今回、ゲットしたのはIMGLで、基本的にはIMG5と同じです。
長さはLということでLadiesで34インチになっています。逆に、長尺仕様の36インチのIMG6ってモデルもあります。

 ネックの刻印はXではなくて、3本の溝が掘られています。ま、XX刻印だから性能的にどうだ・・ってことは無いので、完全に趣味の世界ですな。IMG5のXXだけが大人気になったのはジャンボ人気だからです。ジャンボがIMG6を使っていればIMG6が人気でてたんだからね(笑)。このあたりは、PINGのPAT PENDなんかも同じですね。PAT PENDのパターはいっぱいあるし、ステンレスのアンサー2もいっぱいある。有名プロがステンレスのアンサー2のPAT PENDを使っていたから、それだけが突出して値段が上がったってわけです。

 さて、よもやま話はこのぐらいにして、IMGLの説明ね(笑)。
形状はIron Masterの系譜なので特に目新しいものではないですな。トップブレードのスポット位置(実際にはマークよりヒール側にスポットが来ますけど)にAの文字が刻印されています。ここをスポットだと思って球を打つと・・ヘッドがぶれちゃうんだけどね(爆)。

フェースの比較 右の写真はIMGL(上)とジョージ・ローの600(下)のフェースを比べたもの。

 ジョージ・ローがトゥの張りが強くて力強い男性的なイメージなのに対して、IMGは先細りというか非常に繊細な女性的なイメージを受けます。この女性的なイメージがパッティングの時に引っかけたり押し出したりとヘッドがぶれるイメージにつながるから、私はあまり好きではないですよね。

 なんで今頃IMGLなんか買ったのか?
写真のようにフェースには錆が浮いているし程度としては年相応というかかなりくたびれています。

 このIMGLははなっから再メッキ処理とかガンブルー処理とかを行って徹底的に改造して使ってみようと思ってゲットしたんです。ミーハーな時代にはジャンボ信仰もあって(笑)、IMG5のXXを買おうとしたこともあるんですけど、長さが35じゃ長いのでどうしてもカットしたい・・なにしろIMG5は35インチだから5なんですもん(笑)。34インチにして使うなら最初からIMGLを買えばいいじゃん・・ってことでずーっと構想は持っていたんですよ。ただ、値段がね〜

 腐ってもIMG・・バブルの頃だとIMG5のXXは別格としてもIMGシリーズはどれも10万近くしましたからね。それが今では人気が全くなくなって(笑)、非常にお買い得になっております。なにしろIMG5のXXでさえ7万ぐらいですもん・・ほっほっほ 良い時代になったもんだ。

 と、いうわけでそのうちにヘッドをばらしてサテン仕上げのメッキか、メッキをはがしてガンブルー処理のパターに生まれ変わらせたいと思っております。

首領のお薦め度: 実用度? うーん、それは聞かないでくれ(爆)・・ 69点

(C)ゴルフ虎の穴 首領