「たけしの大英博物館見聞録」(ビートたけし/新潮社)読了。たけしが大英博物館を紹介するという写真ガイド。ロゼッタストーン、ミイラ、アッシリアのライオン狩レリーフ、パルテノン・ギャラリー。 掲載されてる展示品は、どのガイドブック見ても載ってる有名なものばかり。感想も思いつきの域を出ない。まあ、こんな程度で本ができて、印税が貰えるなんて、うらやましい商売だ。しかし、写真満載で、1冊で大英博物館を回った気になれる便利な抜粋ではある。 大英博物館には、2度行ったが、いつも前で足が止まったのは、シュメール文明、ウルの地から出土した不思議な山羊、そして、飾り帽子だ。今から、およそ4千数百年も前に、人間がこんな繊細な工芸品を作っていたとは。 そして、エジプト、アッシリア、ギリシャ世界から、美術品をごっそり持って帰る、世界に冠たる大英帝国の凄まじい略奪。確かに、あちこちで、あっけにとられる博物館ではある。 |