「異星文明の巨大証拠群〜超映像ベスト集成」(コンノ・ケンイチ他/徳間書店)、パラパラ読了。いわゆる「トンデモ」本であるがバカバカしいところがおもしろい。 火星表面を映した写真に古代エジプト第18王朝の女王、ネフェルティティの横顔が写ってるという。確かにベルリン、国立エジプト博物館にあるネフェルティティの彫像によく似た影。しかし、この彫像が発掘されてから、宇宙人があわてて火星上に作ったのなら納得もするが、何千年もたってこの彫像が発掘されると誰も知らない古代に、その横顔に似せて火星にレリーフを彫れたものがいるはずはない。すでに存在するものを画像の上に探せば、必ず似たようなものは見つかる。NASAの膨大な惑星探索写真の中には、サダム・フセインやブッシュ大統領の横顔さえ見つかるに違いない。 ま、しかし、コンノ・ケンイチは、すべてヨタだと分かってて金儲けだけが目当てでやってるような気がする。ついついつられて、1600円も出してこんな本を買うバカも結構いるからなあ。<オレだ、オレ。がはは。 この本を題材に、テレ朝系で大晦日に特番をやるらしい。これはチェックしないと。<言ってることとやることが違うがな。 |