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2005/09/19 「BEYOND」と中秋の名月 

昨日の午前はゴルフの練習。フィニッシュで左肩を今までより更に回転させ、大きなスイング弧を得ようとドリルを繰り返すうち、大ダフリ。首筋に違和感を覚えたが、たいしたことなかろうとそのまま練習続行。夜に「しみづ」で飲んでた時も膝のほうが痛いくらいだったのだが、今朝、目覚めてみると首を動かすと痛みあり。やはり筋を違えたか。本日はのんびり読書三昧。

活字に飽きると、リビングにこのところずっと置いてある写真集、「BEYOND」(マイケル・ベンソン/新潮社)をパラパラと。Amazonのよいところは、このような大判で重たい本がクリックひとつで自分の部屋まで届くところだ。本屋で買って持ち帰るのは大仕事である。

これは、惑星探索機で撮影された太陽系の惑星、衛星の写真集だが、まさに息を呑むような美しいショットの数々。もっともキャプションを読むに、X線撮影だったり赤外線写真だったりするものもあり、編集もされているから、単純に人間の目に映る風景とはまた違うかもしれないのだが。

水星や金星の惑星表面がこれほど高精度な写真に撮られているとは知らなかった。火星以遠の惑星については、近年の報道でよく目にしたことがあるのだが。しかし、我々の住む太陽系ですら、ご近所の惑星に生命の兆候はまったくない。火星に着陸した惑星探索車からの映像は、確かに息を呑む素晴らしさなのであるが、生命の兆候を感じさせない寂寞をも痛切に感じる。

以前読んだ、「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由―フェルミのパラドックス」では、著者が最後に悲観的な推測をしている。Are We Really All Alone? ウェルズの描いた「タコ」でもよい。どこかにいれば、この寂寞感も少しは癒されるのだが。昨夜は中秋の名月。実に綺麗な月だった。