今日の暑さでは外出する気が失せるが、不動産屋と約束しているので、午後から部屋探しに出る。緊急非難で転がりこんだ会社の寮だが、会社の規則で、10月末までに出て行かなければならない。会社まで車で15分圏内に部屋を探せば、毎日2時間、自由な時間が浮く訳で、一月にだいたい40時間。一年で480時間と言うと20日間だ。これは大きいよなあ。
相模川より西側で賃貸マンションを何軒か見てまわって、2番目のに決定。5階の角部屋。家賃は当初の見込み予算を大幅オーバー。どうせ1年程度でまた引越しだから、ま、いいか。
今、隈元浩彦著「私たちはどこから来たのか〜日本人を科学する〜」(毎日新聞社)を読んでいる。最近の学説では、どうも、元から日本にいた縄文日本人を、九州北部から関西にかけて展開した、渡来系弥生人が駆逐して、徐々に本土に広がっていったと言う説が有力になってきているらしい。縄文人と弥生人は混血が進んでいるが、北方のアイヌ系と沖縄諸島には比較的、縄文の血統が色濃く伝わっていると言う説もあるようだ。そう言えば、ちょっと似てるよなあ。北の人と南の人。
もっとも、この縄文人と弥生人の性質は、すでに混血が進んで、日本人の中には、両方の形質を持つ人が大部分だが、発掘される古代人骨などからは明らかに相違があるらしい。面白いので、抜粋して表にしておこう。自分がどっちか、チェックしてみるとなかなか興味深いです。
特徴 弥生人 縄文人 背丈 高い 低い 顔 平坦で面長 立体的で丸顔 目 細く、一重 大きく丸く二重 体型 ヒョロヒョロ タンスひと竿かつげます 体毛 薄い 濃い 唇 薄い 厚い 歯 大きく複雑な構造 小さく単純な構造 耳たぶ 密着型(耳たぶが小さく、直接顔に繋がる) 分離型(発達した、いわゆる福耳)
まあ、一言で言うと、お公家さんのような顔が渡来系の弥生人で、日本人源流の縄文系は南方系の濃い顔と言う事らしい。顔の骨格なんて研究している人によると、関東と関西でも顔が違うらしいが、確かに、のっぺりしたお公家顔ってのは、関西でよく見かけるんだよなあ。