今週の仕事も一段落したので、今ごろになってネットで先週のNFLの結果などをフォロー。ダラスの先発クウォーターバック、トロイ・エイクマンは、前回の試合でサックされて脳震盪を起こし、試合後も頭痛が止らないため、次の試合の先発を外れたと読んで暗澹たる気分になる。
エイクマンは、誰よりも遠くまでパスを投げたわけでもないし、誰よりも多くパスを投げたわけでもないが、スーパーボウル制覇3回。常に沈着冷静、戦術通りの正確無比なプレイとチームを引っ張るリーダーシップで90年代ダラスの黄金期を築いた素晴らしいQBである。
しかし、過去に何度も脳震盪を起こしており、今回は選手生命が危ぶまれているらしい。Yahooのニュースには、エイクマンへのこんなコメントが載っていた。
Your time is over, Troy, your time is done. Say hello to Steve Young. Take a seat next to Roger Staubach. Enjoy yourself. Football ends for everybody, no shame in that. Take a seat. You're making us nervous on the football field.
"Football ends for everybody." そう、どんなに優れた選手でも、永遠にプレイすることはできない。慣れ親しんだ歓声の舞うフィールドから去らなければならない時は、どんなスタープレイヤーにも必ずやってくる。しかし、エイクマンは確かまだ33歳のはずで、健康のために引退しろと言われても、本人にとっては納得ゆかないだろう。ヤングに続いてエイクマンも引退の危機とは、実に気の毒だ。 |