昨日、深夜のニュースをチェックすると、日本シリーズ第1戦は、ダイエーの逆転勝ちに終わったらしい。ON因縁の対決。考えて見ると、現役時代の打撃の成績は、すべて王が上なのに、人気はいつでも長島が上。4番打つのも長島。現役時代の年俸も長島が一貫して高かったらしい。 どちらも巨人の監督になったが、長島は監督の座を解任されながら、ナベツネが新聞のほうの権力を握るとちゃんと復帰。あれも欲しいこれも欲しいと、道楽オヤジが金を湯水のように使うかのような補強をして、レギュラーを2チーム分揃えたチームを作り上げた。あれだけ強力な布陣なら、どんなデタラメな采配でも、リーグ優勝は当たり前といえば当たり前。 かたや都落ちした王のチームは、倒産寸前のダイエーが親会社。これは不運だなあ。去年は優勝したのに、契約更改で、あわや監督の年俸が下がるところだったなんて話もあった。今期もロクな補強も無しのケチケチ野球。しかしリーグ優勝したのだからチーム作りは金だけではないことが分かる。
昔から、陽の長島、陰の王という扱いをされたのがよほど不服だったか、「僕は本当は暗くないんだよ」 と酒の入った王が記者に力説してるシーンをTVで見たことがある。しかし、この時の目付きがなんだか怖かったのが、やはりという感じがするわけで。
ま、別にとりたてて野球ファンではないが、心情的にはなんだか王監督率いるホークスを応援したい気がする日本シリーズだ。なにせナベツネが嫌いだしなあ。<結局それが理由か。 |