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2000/11/07 発掘者は袋叩き / 車検終わる

発掘現場に石器埋めた研究者は、さんざんな袋叩きで、ちょっと気の毒な気もする。アマチュア研究家から積み上げた業績もすべて瓦解して、これからどんな大発見をしても、もはや信じる者はいないだろう。そもそもは好きでやったことでもなかろうになあ。

もっとも、科学史の本なんぞを読むと、考古学の分野では、功名心に駆られた研究者が、ニセモノを埋めて自分で発見したりする例が往々にしてあるらしい。人間と猿を繋ぐミッシング・リンク発見か、と世界を震撼させたピルトダウン人の化石も、ニセモノであった。

そういえば、真偽のほどは不明だが、クフ王のピラミッド、重力拡散の部屋にある王名を書いた落書きも、現代の発見者が書いたのだという話も読んだことがあるが。考古学の対象からもっと時代が下って古美術ということになると、世の中ニセモノだらけ。まあ、学問の世界で、そういうことは許されるべきではないのは確かであるが。

午後にマンション投資の売りこみ電話。「ああ、興味ありませんから」と言って、相手が喋りつづけるのにはおかまいなしにガチャリと切る。電話でくだらん勧誘をしてくるヤカラに礼儀正しく接する必要なし。

電話を切って数秒後に社外からまたかかってきた。しつこい奴だなと電話を取ると、先週末に車検を頼んだディーラーから。あやうく怒鳴りつけるところであった。ははは。検査もすべて終了して、税金や自賠責保険すべて含めて14万円だと言う。なんか知らんが、えらく高いもんだなあ。車検なんて本当に必要なんだろうか。車の整備不足で人が大勢死んだりする社会的コストが多大なら、現状の制度維持もやむをえないが、最近の車で、あの程度の検査をやる必要があるとも思えない。陸運局のお役人が失業しないようにやってるだけのような気がする。

アメリカで車検が無いのは有名だが、年に一度だったか、スモッグ・チェックとかいう排気ガスの検査があって、10数ドルでガス・ステーションで証明を貰わないといけなかった。その割には、とんでもない煙を吐いて走ってる車がいたのは不可思議だったが。

車の登録変更も簡単で、西海岸からシカゴに車を持って行った時は、Money Exchangeという諸手続き代行屋みたいなところの窓口に行って、書類をフィルアップするだけ。ナンバープレートは郵送で来て、自分で取りつけたなあ。なんにしろ、日本も、もっと役所の手続きが、安く簡単にならないだろうか。

仕事のほうは平穏無事。明日は午前中半日年休を取得する予定。