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2001/02/08 陥穽の闇もまた、ちゃんとセットで 

さて、昨日の夜は、DVDで最近発売された「エクソシスト」なんぞを見る。ホラーの歴史の中では古典的な映画だが、考えてみると今まで一度もちゃんと見たことなかった。イラク北部の古代遺跡発掘現場から、邪悪な神像が発見されるところがオープニング。こういう始まり方は、なかなか好きだな。

リンダ・ブレアは、ブクブク太ってC級映画に出た後年しか知らなかったが、一躍有名になったこの映画では、まだ可憐な美少女という印象。しかし、子供の時に栄光を掴むと、その後で不遇をかこつ人ってのは多いよなあ。

「ポルターガイスト」(←間違いでした。はは)「ET」の子役で大人気になったドリュー・バリモアは、麻薬中毒になって刺青入れてヌードまで披露。テニスの天才少女と言われたカプリアティは、男友達とロスのモーテルにいたところを麻薬容疑で逮捕されたんだったっけ。

「ホーム・アローン」の人気者カルキン君は、親権と財産を巡って両親が血みどろの訴訟合戦して離婚。本人はまだ20歳前に、ケバケバしい化粧した性悪そうな少女と婚約。きらびやかな Overnight Successを許容する社会には、深い陥穽の闇もまた、ちゃんとセットで待ち受けているという見本のような話ではあるが。

ま、順番から行くと、そろそろ「シックス・センス」のハーレイ・ジョエル・オスメント君も危ないかもなあ。<おいおい。

もっとも、バリモアもカプリアティも、最近は見事な復活をとげているのが、自由とチャレンジを貴ぶアメリカ社会のもうひとつの側面でもある。

さて、肝心の映画のほうは、その後を見てるうちに眠くなったので途中で中断。まだリンダ・ブレアには悪魔はとりついていないので、映画本体の感想はまったく書けないのであった。<だったら書くなっちゅ〜の。