Yahooのニュースを見ると、日本相撲協会は、大阪府の太田房江知事の要望を入れ、女人禁制をタテに拒んでいた女性知事の土俵上での府知事賞授賞を受け入れる方向で検討しているとのこと。 スポーツ紙の見出しセンスなら、「太田房江知事、相撲協会を”寄り切り”」と書くところである。もっとも、太田知事が、どうしても土俵に上がらなくてはならない必然性というものがイマイチ理解できない。熱狂的な相撲ファンなのだろうか。 考えてみれば、大相撲は、神事に由来する芸能の一種であって、女性禁制ってのは、神主や歌舞伎役者に女性がいないのと同じ部類の話のような気がする。そういう分野に厳密な男女同権を持ち出すのも、一種のPolitically Correctな発想で、余計なアツレキを産むが、誰にも益の無いような。 もっとも、これは相撲協会に大きな責任がある。総理大臣杯やら大阪府知事賞なんてものを貰ってるから悪いのである。賞は授与してください、だけど女性は土俵には上がれません。これでは女性である大阪府知事が面白くないのも当然だ。総理大臣杯も府知事賞も頂きません、だから勝手にやらせてもらいます。これが本来のモノの道理だろうなあ。 逆に興味があるのは、総理大臣杯とか大阪府知事賞というものの予算はどこから出てるのかということ。府知事や総理大臣のポケットマネーではなく、公金から出てるのだろうか。そもそも相撲の賞に公金を出す理由もないと思うが。ま、別にどっちでもよいといえばその通りなんであるが。 |