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昨日の夜、TVで「特命リサーチ２００X」という番組を見てると、『蚊に刺されやすい血液型』という特集をやっていた。 お酒を飲むと、呼気に含まれる炭酸ガスによって蚊を引き寄せてしまうというのは、以前にも何度か聞いたことのある説だ。びっくりしたのは、蚊に刺されやすい血液型が存在するということ。血液型占いのように、血液型によって人間に個体差があるという話を聞くと、まずマユツバだと反射的に思ってしまうが、これは本当に認められた説なんだろうか。 血液型を判別する因子は何百もあるが、ABO血液型は、赤血球の表面にある多糖体の違いを使った分類だ。で、その多糖体に微細な差がある程度では、人間の性格やら相性には影響なんぞないということが、血液型性格分類を否定する大きな根拠となっているわけである。 だが、昨日の番組によると、このＡＢＯ血液型によって血液やら体液などの風味（？）が違い、Ｏ型が一番蚊をひきつけやすいのだという。元東大農学部教授の解説であったが、ホントに血液型で血の風味が違うなんてあるのかねえ。 吸血鬼がいたら、ちょっと確認してみたいような話である。しかし、豚や牛にもＡＢＯ血液型があるならば、肉の風味ってのは、それで決まってるのかね。Ｏ型がやはり美味いとか。三田牛や松坂牛や、鹿児島の黒豚が美味いってのも、意外に血液型の問題だったらオモロイな。 余計な興味がわいて、ネットで動物の血液型について検索。どうも、牛や豚にも血液型の分類はあるらしい。牛の血液型判定を請け負う会社のページなんてのもヒットするから、畜産の分野では、ちゃんと研究が進んでいるようだ。ただし、問題になってる血液型は、ABOでは無く、あんまり人間ではお目にかからない因子のようだ。 ふ〜む。と思ってると、どこぞのページで、牛にはＢ型しかいないなんて内容にぶちあたった。チンパンジー・オランウータンは、人間と同様にＡＢＯすべてのタイプがあり、豚にはＡ型とＢ型がいるとも書いてある。しかし、AとBがあるなら、豚だってAB型も生まれそうなもんだが、そのヘンはどうなってるのか。なんとなくウサンクサイようなページである。 まあ、しかし、牛は全部Ｂ型ねえ。もしも、Ｏ型の牛なんていたら、ステーキや焼肉の風味に影響があるだろうか。なかなか興味深い。まあ、しかし、牛がすべてＢ型ってのも、なんとなく納得できる気がするのが、血液型の不思議なところである。 |