土曜日は、午後からのぞみで関西へ向かう。東京大阪間が2時間半ってのは、やはり早い。新大阪で降りて、在来線乗り継ぎで神戸まで。 パースでの結婚式に出席できないので、妹と、その婚約者と食事しようかとの計画だったが、妹の婚約者のほうは土日が仕事の稼業なので、結局休めず。8時くらいまで大阪で仕事らしい。ということで、妹だけ連れて三宮へ。 予約してある店は、中山手通り、ステーキの「あら皮」。新橋にもあるのだが、初めてくるここが本店。ドエラク高いらしいが、新橋のほうだって行ったことはない。 場所を事前に知らなければ、ウッカリ通り過ぎてしまうような目立たないドア。店の中に入ると、ずいぶんと年季の入った古めかしい店内だ。震災でよくつぶれなかったな。 サーロインは売り切れて1名分しかないというので、サーロインとイチボを1名分ずつ。前菜は、ホタテの炭火焼と冷製前菜の盛り合わせを頼み、スープはパスしてグリーンサラダを。 ジン・トニックを飲んでから、ボルドーの赤、88年に切替。まあ、ワインも高いが、ステーキが100グラムが1万円の計算というのも、やはり暴利と言えば暴利だ。肉だけではなく、前菜が1皿2000円から3000円、ジントニックが1杯1200円と、付属のオプションでコマメに稼ぐという方針の店でもある。 しかし、肉のほうは最高。ソースなどなくても、塩と胡椒だけで十分に肉の深い滋味を堪能できる。運ばれてきた時の香りが、肉好きにはたまらない香ばしいフレーバーだ。食べている時には狂牛病の心配すら忘れ去るね。ははは。 まあ、ここのステーキは、血統書がついてるような最高級の三田牛という話だから、まさか肉骨粉なんてエサに使ってないと思うのだが。大丈夫かなあ。<食ってから心配しても遅いっちゅーの。 余談ながら、狂牛病の本を読んだ時に、「肉骨粉」という言葉は知ってたが、「にくこっぷん」と読むとは知らなかった。IMEでは変換できないような特殊な単語だが、一躍有名に。今年の流行語大賞でも、上位に食い込むのではないだろうか。 食事を終えてから、近くの「にしむら」でコーヒー。その後、同じく三宮の穴倉みたいなバーに移動。なかなか雰囲気はよいのだが、バーボンがI.W.ハーパーしかないというのはバーとしてちょっとオソマツである。普通のグラスの倍くらいある特大グラスでロックを飲みつつ、遅れてやってきた妹の将来の旦那と初対面の挨拶。なかなかいい奴のようで、ちょっと安心。それから、なんだかんだ話してグラスを重ねているうちに、結局のところ酩酊。ははは 昨日は二日酔いで起床してから、近くの店でうどんを食してからドタバタと新大阪まで。2時前の、「のぞみ」に乗って帰京。東京につくまで日本列島はずっと天気悪し。1泊で神戸とんぼ帰りは、やはり疲れるなあ。 |