昨日の夕食は、会社近くの洋食屋で、スパゲッティ・ナポリタンとサラダを食す。それから、ちょっとだけ仕事して帰宅。TV観てると、「どっちの料理ショー」では、カルボナーラvsミートソース。 イタリア産トマトにこだわったミートソースも美味そうだ。それにしても、日本の洋食屋の、ケチャップまみれで、フライパンで炒めるナポリタンってのは、いったいどこから来たのかね。もっとも、あれがまた美味いんだ。イタリア人に食わしたら、「この日本料理も、まあまあ食えるな」と言うのでは。ははは。 カルボナーラも、あのパンチェッタが凄い。カリカリに焼いたベーコンも大好きだが、パンチェッタが実においしそうだった。 「田中康夫が訊く」を読むと、リストランテ・アクアパッツァの料理長、日高良実は、「ペペロンチーノ」、「ペンネ・アラビアータ」、「ポモドーロ」は本来家庭で食べるもので、普通はリストランテのメニューにない。「カルボナーラ」や「ボンゴレ」も、観光客用の店に置いてあるたぐいである、と切り捨てる。 しかし、だとすると、普通に日本人が食べるようなパスタなんて、イタリアにはないっつーことだなあ。この日高氏は、「パスタは、シェアするものではない」、「イタリア人は、『アルデンテ』なんて気にもしない」、「食事に来たのなら、メインを食べないとダメで、パスタだけを食べたいのならパスタ専門店に行け」など、なかなか、興味深いことを語ってもいる。 私自身は、イタリア訪問したのは一度だけだから、なるほど、そういうもんかと頷くばかりである。 そういえば、ミラノで飯を食ったリストランテのウェイターは、英語メニューを頼んで解読(?)してると、なぜか警戒して、おとなしく待ってるのだが、後から入ってきた、いかにも旅慣れない観光客風の日本人3人連れには、テーブルにつくなり、「ビヤ? スパゲティ? ボンゴレ? カルボナーラ? ペスカトーレ?」と連発して、たちまち、ビールにパスタの注文取ってたのであった。まあ、だいたい日本人は、そういうもん頼むのだよなあ。 そうそう、極めて余談。改めて本を読み返して気付いたのだが、この「アクアパッツァ」の日高氏ってのも、ずいぶん性格悪そうな気がした。失礼。ははは。 |