SkyPerfecTVで、「K-1 WORLD GP 2002 決勝戦」を観戦。ボブ・サップとホーストの遺恨試合は、なかなか面白かった。サップも、NFL上がりで、本来ならブチカマシ系は得意だろうが、パンチは本業ではない。しかし、それでも力に任せてホーストからダウン奪うのだから、パワーは凄い。もっとも「肝臓打ち」を食らってアッサリとダウンしたところを見ても、あちこち弱点はある。全盛期のマイク・タイソンとボクシングで対決したら、ヘッドスリップでサップの緩慢なパンチをかわしたタイソンの突き上げるようなショートフック一閃、多分1ラウンドで倒れるという気がする。 ジェロム・レ・バンナは、グランプリ制する最大のチャンスだったのだが、結局腕を怪我して負け。「無事これ名馬」というが、そういう意味では、レ・バンナは名馬ではない。見事に曲がった鼻は、マルセイユの酒場の用心棒崩れという風情。本当に強いボクサーの顔は痛んでないと言われるが、かなり顔を打たれてるのだな。結局、リザーブからサップの負傷棄権で運良く勝ち上がったホーストが優勝。まあ、ホーストは、運のいい名馬ということであろうか。 |