今週あった金星の太陽面通過は130年ぶりなんだそうだ。前回を見た人は、もう地球には生き残ってない訳で、なかなか珍しい現象だったのだなあ。 そういえば、A.C.クラークの短編で、「地球の太陽面通過」を扱ったものがあった。事故に遭い地球に帰還できなくなった火星探索隊の男が、しかし自らの任務を果たすために地球の太陽面通過の観察に赴くという話。Googleで検索すると収録されていた短編集の名前が分かった。「太陽からの風」。そう、題名を覚えているが、この本は実に面白かった。ハヤカワSF文庫だがもう絶版だろうか。ネットの検索はこういう時に実に便利。 宇宙天文ニュースというページによると、2084年に、火星で観測する「地球の太陽面通過」が起きるとのこと。ま、しかし、よくそんなことまで計算してるもんである。天文マニア恐るべし。しかしその時には残念ながらもう生きてはいないし、その時点で火星で観測できる可能性もないなあ。当たり前か。 |