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2004/08/15 フランスと柔道 / ナベツネ辞任

「オリンピック」開会式。再放送をホテルの小さなTVで見たのだが、スケールも大きく、幻想的シーンが続出で実に印象的。聖火の点火は、まるでSF映画のワンシーンのよう。会場工事の遅れなどから、ギリシャはもっとエー加減かと思っていたが、とんでもなかった。さすがに世界史の最初に大々的に出てくる国である。あなどれない。

昨日の夜は、TVでオリンピックをチェック。柔道、谷の金も野村の金メダルは素晴らしかった。特に野村は柔道では前人未到の3連覇。前回シドニーの連覇では、不運にも田村亮子の影にかすんで気の毒にも「そんな奴いたっけ」的扱いであったが、今回はさすがに周知度アップ。

しかし、冷静に考えると、世界スポーツというには競技者層も薄いから、もともと日本有利は否めない。特にスポーツ大国アメリカで人気無く、競技者が少ないというのが日本に有利な条件。アメリカではむしろテコンドーのほうが有名だろう。アトランタ五輪の時はちょうどむこうに住んでたが、アメリカ国内で柔道が放映された記憶ないなあ。今回はどうだろう。

もっとも、フランスは結構な柔道大国。シドニー疑惑の判定で篠原を破ったドゥイエは国民的英雄だという。子供の頃読んだ「怪盗ルパン」の本にも、ルパンは柔道の黒帯であると書いてあったな。印象派の頃からの日本人気、いわゆる「ジャポニズム」趣味となにか関係あるのか。それにしても、フランスと柔道ってのも意外な結びつき。などと余計なことを考えながらずっとTVを。



ナベツネは、突然のオーナー辞任。独裁者の考えることは分からん。まあ、読売新聞会長辞任なら読売グループ全体に大激震だろうが、ナベツネがオーナー辞めても別にプロ野球は誰も困らない。「たかが」球団職員の行動に関して責任を感じる人物であるとは思えないから、何か裏の事情や思惑があるのだろう。

プロ野球も、拙速な1リーグ制移行は止めて、もうちょっと抜本的に改革案を検討したほうがよいと思うがなあ。まあ、巨人人気にあぐらかいて好き放題の「暴君」が去ったのが好機でもある。まず、やる気があってマトモなコミッショナーを連れてくるのが先決だろうか。