アメリカ大統領選、候補者が初めて直接対決した9/30のディベート後、ニューズウィーク調査ではケリー逆転の支持率が出たが、続くTVメディア+新聞の合同調査では、ブッシュがいまだに共和党大会以来継続して優勢を保っている。 ディベートで負けても、テロに立ち向かうリーダーとしてはブッシュのほうが適任という趨勢は、もうよほどのことがないと動かないような印象。このまま行けば現職の勝利か。ブッシュは大統領として決して適任ではないと思うが、それがアメリカ人の選択なら文句言う筋合いではない。しかし、確かにケリーならよいかと言われると、これまたそんな気もしないんだよなあ。 ブッシュは考えをまとめて話すのが下手なので、討論会の劣勢はすでに多くのアメリカ人が予想済み。ディベートでの印象があまり支持率に響かなかったのはそういう事情もあるだろう。 例えば、ディベート前、9/27の「LATE SHOW with David Letterman」、「Top Ten George W. Bush Debate Strategies (ブッシュのディベート戦略Top 10)」では、こんな風にブッシュがからかわれている。 9. Instead of witty retorts, have secret service wrestle Senator Kerry to the ground.最後のは、ブッシュがなぜか「nuclear」(核)をきちんと発音できず、「nucular」に聞こえるのにひっかけたジョーク。ネットで検索するとあちこちでこの発音間違いに言及されている有名な話のようだ。なんだか面白いなあ。 |