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2005/08/06 炎天下の中歩く / 「古代エジプト展」

Amazonで注文した「二十四の瞳」文庫本が届いたので、昨夜遅くつい手に取ったら止められず、深夜1時まで。昔読んだ時の感動は再読しても同じように蘇ってくる。

子供達が本村の学校に通う部分で、昔、小豆島で実際に歩いた岬までの道を思い出した。軽い気持ちで歩き出したら、猛暑の中、実に長い道のりで、岬の分校に到達するまでエライ目にあったのだ。なんだか懐かしい。帯には、「新潮文庫の100冊」と。今年の夏も、学校の読書感想文でこの本を読む子供が日本全国にいるだろう。「日本の再軍備がアジアの脅威だ」とかなんとか、外交交渉を有利に運ぶための恫喝としてそんな世迷い事をぬかす連中には、多くの日本人に読み継がれ心の中に残っている、こんな名作があるのだと知らしめてやりたい気さえする。

週末は特段の予定なし。本日は、のんびり起床。遅い朝食取った後、ゴルフの打ちっぱなしに。本日は、何を打っても玉筋がやや右目になる。テイクバックの取り方なのか、アドレスなのか、スイングの軸の問題なのか。あれこれ修正に試行錯誤。止まってるボールを打つだけがこんなに難しい。だから面白いのであるが。

一汗かいた後は、なぜかもっと汗をかきたくなって、炎天の中ブラブラ散歩に。橋を渡った隣町では、お祭りで神輿も出て実に賑やかに。商店街の両脇から景気づけにバケツやらホースで盛大に神輿に水かけるのはよいが、見物客もびしょびしょになるのはちょっと水かけすぎのような。まあ、涼しいからよいのだが。

銀座まで歩いたが、汗をかくのが気持ちよくなって更に北上。日本橋、神田、秋葉原を経由して、ついに上野に達する。ずいぶん歩いた。涼みがてら東京都美術館の古代エジプト展に。ルーブルのエジプト・コレクションが日本初上陸なのだそうだ。制作年代を見ると頭がクラクラする。今から3000年や4000年以上も前に、こんな美術品を作った文明があったというのが、やはり何度見ても驚異的。しかしどれも、ルーブル訪問した時には見た記憶がないなあ。

古代ギリシャの芸術や、ルネッサンス絵画やら、シュメール・コレクションでハムラビ法典見たりして感激したが、エジプト関連の展示はほとんど回ってないかも。大英博物館のロゼッタ・ストーンやらエジプト関連の展示はよく覚えているのだが。考えてみると、ナポレオンのエジプト遠征、シャンポリオンなど、フランスはエジプト研究の雄であるからして、ルーブルの展示も見所はあれこれあっただろう。もっとも、あそこは広すぎて、かなり日数を費やさないととても回りきれない。しかし、もう、パリを再訪する機会などあるかどうか。