昨夜12時過ぎにそろそろ寝るかと思ってると、またユラユラ。今度の震源は茨城県沖で都心部は震度2だったのだそうだ。なんだか最近有感地震が多いような。 本日は午前中からオフィスを出て、神奈川に移動して仕事。3時過ぎの休憩時にTVを見ると、参院では郵政民営化が否決。やっぱりねえ。小泉首相は臨時閣議を開き、衆院解散を決定。反対閣僚は罷免して自らが兼務したそうである。 個人的には、自民党解党に結びつきかねない変人小泉の「逆噴射解散」という気がするのだが。 さきほど、小泉首相のTV記者会見を見た。ご本尊が、「これは「郵政解散」、郵政事業は民間では本当にダメなのか、国民の声を聞いてみたいのだ」とのキャメラの前で語る。反対論者は、必ずしも民間ではダメといってるだけではなく、あまりにも拙速な民営化手法を問題にしている面もあるはず。参議院での否決が気に食わないから民意を問うというのも、そもそも解散という制度を設定していない参議院の議決をないがしろにするような話では。気に入らない決議の都度、衆院を解散して民意を問えばよいのなら、参議院という機関を置いて2院制を維持する必要すらないのだが。記者会見で、ガリレオを引き合いに出したのも、なんだか「トンデモ」系マッド・サイエンティストを思い起こさせて含蓄深い。「殺されてもやる」、派閥会長オットセイ森にはそう語ったそうだが。 昔々、「ダメ親父」と呼ばれた海部元首相も、政権末期は解散しようと考えたらしいが、真の実力者に、解散権をその手から取り上げられるような形で断念して総辞職。それを思い起こすなら、小泉首相は、あれだけ党内の反対があっても押し切って解散まで漕ぎ着けたのだから、一徹で押し切る「変人」パワーは立派といえばその通り。民主党にせよ、半分は昔の自民党系。公明党が何にでもキャスティング・ボートを握って内政を牛耳るような現在の政治状況を打破するには、一度くらい民主党が安定多数取ってもよかろうという気もしないでもない。その場合はその場合で、また別なところに激震が起こるだろうが。 9月11日の投票までには、首相の靖国参拝問題も再燃する可能性も大。戦後60年。暑い夏は政変の夏になるだろうか。 |
地震の深夜、ベッドで本を読んでいると、なんだか背中がムズムズするような立揺れの直後に軽い横揺れが。今朝になってネットで調べると、千葉北西部が震源で都内は震度2だったとか。飛び起きるほど大きな揺れではなかったが、やはり横になってると分かるもんである。 TVでニュース見ていると、帝国ホテル元料理長の村上信夫さんが死去したとのニュース。以前、「帝国ホテル厨房物語〜私の履歴書」を読んだ感想を書いた。シェフというよりコック、フレンチというより洋食と呼ばれた時代。小学校も卒業しておらず、戦争による徴兵をはさんで努力に努力を重ねたコック修行。ついには帝国ホテル総料理長にまで。街を歩けばフレンチやイタリアン・レストランに当たるような現代を、当時は誰が想像できただろうか。昔の貧乏だった日本には、刻苦勉励したエライのが一杯いたんだよなあ。そういえば、広島・長崎原爆投下と敗戦からもう60年。 |