シャトル地球帰還は、フロリダの悪天候で一日延期。本日になってもフロリダの天候は回復せず、結局カリフォルニア・エドワーズ空軍基地に着陸することに。SkyPerfecTV、CNNで、スペース・シャトル帰還の生中継を。赤外線撮影なのか、まだ空の丸い小さな光点にしか見えない時から画像中継が。やがてその丸い光点は、だんだんと形を変え、シャトルのあの三角翼を下から見た形になる。飛行機の着陸とはまったく違って、翼で飛ぶのではなく、底面を地表に向けてまさに落下して来ているのだ。 しかしある程度まで高度を落とすと、シャトルはごくゆっくりと姿勢を変えて旋回を始め、普通の飛行機のような着陸態勢に。しかし、あんな小さな翼で、しかも大気中で上昇するようなエンジンは持ってないのだから、よくピンポイントで着陸できるもんだと感心。 前回の悲惨な事故もあり、今回は実に細かい部分まで念には念を入れてチェックしたからこそ、あれこれ心配事が見つかったのだが、そもそも何回も無事に帰還した初期のシャトル・ミッションにせよ結果オーライだっただけで、意外に事故と紙一重のところもあったのではないだろうか。着陸すると、CNNのアナウンサーは、「Discovery is home」と一言。 ミッションが始まった当時。何度も打ち上げては帰ってくるというコンセプトのスペース・シャトルは、宇宙旅行を身近に感じる実に未来的な乗り物であった。しかし、それ以降は目立った進歩もなく、2010年には完全引退とか。スターウォーズの世界はまだまだ遠いなあ。 |