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2005/08/23 「オレは今、何党だったと秘書に問い」

今朝の日経「春秋」に、「オレは今、何党だったと秘書に問い」と言う昔の永田町川柳が紹介されていた。「日本新党」や「新生党」など新党ブームだった頃も確かにあったよなあ。今回の衆議院選挙でも、あれこれと新党設立が目立つ。新党「日本」は、党首が県知事というところが珍しい。「政界一寸法師」荒井広幸議員は参院なので今回の選挙は高みの見物。ただ、残る衆議院議員3名は大都市選挙区で、あまり選挙に強くないというのも、なんとも頼りない船出。議員が5名揃って政党要件を満たすことができるかも今後の焦点。

浮動票が物を言う大都市圏では、確かに、守旧派・オールド・イメージの亀井静香を党首にかつぐのは得策ではない。しかし無所属では比例で救われるチャンスもなく、小泉の放った刺客に食われるばかり。ある意味苦渋の選択か。

亀井新党の名前は「国民新党」だったか。それにしても、どこかで聞いたような聞かないような、インパクト皆無の名前。玉砕覚悟で行くのなら、いっそのこと気宇壮大に「国家万年の計」をキャッチフレーズに、「新党 亀」と名前をつける。ポスターには亀井静香の顔をドカンと載せて。得票は減るだろなあ。<減ったらアカンがな。

「社会調査」のウソで前にも書いたが、選挙になるとある意味楽しみなのが、おなじみ福岡政行教授の選挙予測。したり顔で語る割にはサッパリ当たらない。

しかし、毎回、ケロっとしてメディアに出てくるところを見ると、それなりに需要があるのだろう。まあ、必ず当たらなければ、逆張りすればすべて正解ということで、それなりに使える貴重な予測ではある。そもそも「選挙予測のプロ」なるものは、実際に選挙を戦う政治の戦場のほうに裏方として存在するのであり、メディアに出て能天気に無責任な予測をしゃべる学者は、所詮「アマチュア」と言うべきなのだろう。

それにしても、小泉内閣の支持率はまた上昇しているとか。どうにも不思議な気がするが、これが選挙結果にどう反映されるか。なかなか判断に迷うところであるが、福岡教授の分析を待って判断したい。そう、逆張りで(笑)。