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2005/09/25 朝青龍6連覇の偉業

朝青龍が14回目の優勝。大鵬に続いて史上2人目の6連覇で。今場所は琴欧州が独走し、それを朝青龍が追うという最近では珍しい展開。久々に最後が盛り上がった。中日くらいまでは当日券も余ってたようだったが。

夕方の土俵入りからTVで観戦。朝青龍の土俵入りを真剣に見たのは初めてだが、所作に独特の間合いとオリジナリティ溢れる力強さがあり見ごたえがある。金剛力士像のような体型は、外国人力士とはいうものの、仏像をも連想させるアジア・オリエント独特のものという気がする。ハワイ勢とはやはりちょっと違う。

一昨日の琴欧州との直接対決では、振り回して土俵に落としてから更にダメ押しで背中を押し、「どうだ見たか」と得意満面の笑み。気の強い悪ガキがそのまま横綱になったような愛嬌が面白い。最近、CMやらTVのバラエティ出演で人気も上昇中では。高知の高校に相撲留学していた時代、学校近くにあった駄菓子屋のオバちゃんに可愛がられ、横綱になった今でも時折「オバちゃん、オバちゃん」と訪ねてくるのだと以前、何かのTV番組で見た。表彰式では、次第に感動が押し寄せたのか涙ぐむ直情径行も面白い。日本人力士の不甲斐なさは情けないが、是非とも7連覇してもらいたいもんである。

琴欧州は大型で腕力も十分。2場所連続で優勝にからむほど相撲が強くなったし、これからも強くなるだろうが、ここ3日の相撲見ると、緊張で固くなりバタバタ下がって墓穴を掘った。現時点ではやはりまだまだ経験不足でハートが弱い。しかし、相撲ってのも強くなる時にはあっという間に番付駆け上がって行くものだから、大関も射程距離だろう。そのうち外国人横綱2名時代もやってくるか。最近の日本では、相撲を目指すハングリーな若者があんまりいないのかね。