今朝の日経に、首相の私的諮問機関、「皇室典範に関する有識者会議」が、皇位継承の男系男子限定を見直す方針を固めたとの記事。臣籍降下した旧宮家から男系男子を皇族に復帰させる案も検討されていたが、選択肢から事実上抜け落ちたとのこと。以前、「本当に女帝を認めてもいいのか」でも書いたが、女系の相続を認めるとしたら、これは日本の皇室にとって千数百年の歴史を塗り替える大変な変革。 男系男子相続をどうしても残さなくてはと考えるわけではない。しかし、そもそも皇室というのも庶民や男女平等や民主主義とも関係ない日本の象徴なわけで、そんなに早急に結論だして大丈夫なのか。このほうが長持ちするからと、神寂びた神社の柱にペンキ塗るような気がするがなあ。私は別に尊皇右翼ではなく、もしも皇統が絶えれば絶えたでしかたないと思っている。しかし、総理の私的諮問機関とは言え、昨今の選挙大勝の勢いに乗ると、この案がそのまま決まってしまいそうな気もして、なんとなく気になる話。 |