先週末は風邪でお休みしたのだが、昨日、今日と午前中は軽くランニング。喉の具合はまだ完全ではないが、7キロ36分で。ほぼ体調は戻ってきたような。それにしても寒いな。昼風呂に入ってからニュースなど。 女児誘拐殺人が続いたと思ったら、今度は塾アルバイト講師が小6女子を刺殺。「バカにされたから殺した」などと証言しているそうだが、あきれはてて物も言えない。学内で窃盗して停学処分も受けてたそうだが、異常なところは本当に誰も見抜けなかったのだろうか。 とはいえ、現代のほうが昔より精神が荒廃して犯罪が多いという感想には単純に賛成する訳にはゆかない。日本の免罪事件の歴史など読むと分かるが、昔だって猟奇的な犯罪はあった。日本の犯罪の統計を見ると、若く元気な頃に一番犯罪を盛んにやってたのは今50代後半のいわゆる団塊の世代だ。ちょうどこの世代がTVでもコメンテーターなどやっているのだが、彼らの「最近の若い者は」論を鵜飲みにする訳にはゆかない。時代が進むにつれて犯罪発生率はむしろ低下してきているというのが定説。しかし変な事件が続くとなあ。 諏訪の小5男子失踪についても、食事を与えたと語った女性の証言が虚偽だったとかで、実に奇妙な印象を与える事件。母親に叱られて拗ねてはぐれた少年、彼が偶然に犯罪に巻き込まれたのだとしたら、日本の社会の安全の根底を疑うべき実に恐ろしい事件である。しかし、警察は事件性は薄いと判断しているらしい。まだ報道されていない事情が何か存在するのかもしれないが。 |
PCとネット接続が普及すると、妙なカナ漢字変換が気になる。よく見るのが「確立」と「確率」。ネットの例えば匿名掲示板に書き込む阿呆の間では、多分、間違えてるほうが多数派という気がするな。そのうち、悪貨が良貨を駆逐して、なんでも「確立」と書くようになるのかも。 カナ漢字変換もそうだが、誰でも文章を残せるようになって、記録として面白いと思う言葉の使い方も多い。ちょっと前から気になってたのが、「半端ない」という言葉。 昔から、「半端ではない」、「半端じゃない」という言葉はあった。「半端」とは、「端数」という意味もあるし、「いいかげんなこと、どこかぬけていること」でもある。「Aが半端じゃない」というのは、A≠「半端」ということであって、「完全できっちりしている」という意味だ。しかし、「Aが半端ない」と聞くと、なぜか単に、「Aは整数で割り切れる」という印象しか浮かばないんだなあ。私の感覚が古いのか。 Gooの辞書で検索すると、「半端ない」というのは「若者語」で、「むしろ突き抜けて甚だしい様子を表す」とのこと。辞書にも採られて、意味まで採録されるほどの言葉になってたとは。「言葉」は生き物で、どんどん変わりうる。そうか、もうそんな風にある意味市民権を得る寸前まで行ってたとはなあ。違和感を覚えるほうが、だんだんと少数派になってくるのかもしれない。 ま、しかし、それでもなお、「半端ない」には違和感覚える訳であるが。おかしいと思うがなあ。ううむ。 |