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先週の土曜日にアメリカ到着して１週間。実に慌しく色々とあった。 仕事の引継ぎしながら、平行して引越しの諸手続きやら生活の立ち上げ。夜は連日なんだかんだと飲む機会が連続。そもそもアメリカに降り立った時点で風邪気味だったのだが、病状が悪化。金曜の夜はアメリカ人と会食の予定だったのだがキャンセル。実に久しぶりの休肝日。 金曜日に先方のエージェント立会いで住居のwalk through。Depositと当月分の日割り家賃の小切手と引き換えに鍵の引渡しを受ける。賃貸専門のapartmentのほうが手続きの面倒が少なかったのだが、物件が気に入ったので、今回はcondominiumにした。日本なら分譲賃貸。部屋のオーナーはCaliforniaに住んでるのだとか。そういえば東京に残した私の部屋も、エージェントに賃借人を探してもらってるのだが、こっちも早く決まってほしいもんである。まあ、しかしメールでやりとりできるのだから便利になった。 住居が決まったので、エントランスとメールボックス入れて住居の鍵は３本。カンパニー・カーの鍵、印刷された小切手帳、カンパニー・クレジット・カード、会社の携帯と日本を出る時にはスッカラカンだった持ち物がまた増えてきた。土曜は住居入居の準備。ガスや電気、電話など日本で解約した手続きを、まるでフィルムを逆回しするようにまたアメリカで行ってゆくのもなんだか不思議な気分。ただ、ケーブルTVとインターネット接続についてはまだよく調べてないのでどこに何のサービスを頼むべきかサッパリ分からない。まだ時間が必要だ。 買い物のために車であちこち走ったので、昔の運転勘も少しは戻ってきた。しかし、駐車場に車を止めて買い物した後、車の右ドアを開けて、「アッ、ハンドルがない」というお恥ずかしいミスを連発。アメリカから日本に帰った時には車の左ドアを開けて「アッ」とやってた訳だから、身体にしみついた習慣というのはなかなか修正が難しい。 首尾よく左座席に座っても、つい習慣で右手が右肩の上を探る。当然何も無い。「アッ、そうかシートベルトは左側後方だった」と気づく。運転では、「常時右折可能ルール」もすっかり身体が忘れている。一番右の車線でストップしたままでいると、「はよ行け、プ」と後ろからクラクション鳴らされたりのシロウト技を連発で披露しているわけであるが、なかなか再適応ってのも難しいよなあ。 車そのものについて言うと、大型のアメリカ車に特有な、空飛ぶ絨毯に乗ってるようなフワフワした乗り心地は嫌いではない。アメリカ人の考える「高級」とはこんなものなんだなと分かって面白い。しかしトランスミッションは日本車に比べるとずいぶんガサツな仕上がり。これまた前回もそう思ったなと懐かしい気さえする。 アメリカ運転免許の取得、個人クレジット・カードのアプライ、住居への引越荷物搬入手配など、まだまだやることは山積なのだが、仕事の引継ぎもあって来週はずっと出張。生活基盤の確立は、まだ少々先のことになりそうだ。行く先々であんまり飲まないようにしないとなあ。 |