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毎日、昼は連れだって車で外に食べに出る。日本食、中華、インド料理などローテーションで。この近くのインド料理は、うちのインド系社員に言わせるとずいぶんアメリカナイズされた味とのことだが、そこまでは分からず。後で胃もたれする日本のカレーがあるが、本場インディアンはむしろ食べた後で胃がスッキリとする気が。こちらの中華も、炒飯などパラパラとしたロングライスで、この点では日本よりずっと美味かったりする。日本飯に特段こだわらなければ、美味いものもあれこれ多し。 以前の駐在時は、昔のオフィスの場所から日本人経営のラーメン屋が近く、毎日どこに行くか決めるのも面倒とほとんど連日お昼に通っていた。それを見ていたオフィスのインド系社員が興味深々。「そんなにいいところなら、オレも連れてってくれ」と真面目な顔で頼む。「いや、まあ、いいとこって訳じゃないんだ。君は行っても感心しないと思うがなあ」とはぐらかしておいたのだが、ほどなく自分で訪問して「なんで日本人はあんなのが好きなんだ」と落胆していた。「ほれみろ、だから言ったろう」てなもんである。ははは。小さい時に身に着けた食事の好みってのはなかなか変わらない。まあ、良くも悪くもそれが文化なんだな。 近くには、モンゴリアン・ステア・フライなる店もある。昔、Montain Viewでもモンゴリアン･バーベキューと称する同様の店があった。ボウルにそれぞれ好きな肉や麺、生の野菜などを好きなだけ入れて、好きなソースで味付けする。大きな円卓のような鉄板の前に焼き手がいるのだが、彼にボウルを渡すと、鉄板に中身をぶちまけ、右手に持った長い鉄棒一本をあやつってチッチャと炒めてゆく。炒めながら円卓状鉄板を１周して１分ほどで炒め上がり、それを実に器用に１本の鉄棒で鉄板からボウルに落とし込んでできあがり。野菜が好きなだけ摂れるのがよい。 これ系のレストランは、モンゴルから伝来したのかと思ってたら、元台北駐在者に言わすと、台湾が発祥でそこからアメリカに渡って来たのではとのこと。まあ、確かにモンゴルからいきなり来るってのも妙だよなあ。最後にフォーチュン・クッキーが出るのも、いかにも中国風である。台湾発祥説が正しいのかもしれない。しかし、本場モンゴルではこんな店はないのかね。日本の相撲界はモンゴル勢だらけだし、日本でもそろそろあってもよさそうな気がするが、モンゴリアン・バーベキュー。 |