今朝もシトシト冷たい雨が降り、気温は華氏45度くらい。なんかこう出かける気力も失せるよなあ。春は何処に。 昨日の夜は、日本レストランの寿司バーで久々に刺身などもらい日本酒を。マグロは中トロ部分だが味がしない。ヒラメは熟成というより、かなりクタクタになっておられるのだが、辛うじてある程度の身肉の旨みは保っているか。こちらでミル貝と称する貝は、日本で言う「本ミル」でないのは当然だが、微妙に生臭いのが感心しないところである。 あさり酒蒸しと野菜炊き合わせは、そこそこ美味かった。最後に何貫か握りを所望するも、なぜか何も印象に残らず。何食べたっけ。寂しい話である。生の魚は諦めて、今後はカリフォルニア・ロールだけ食うことにするか。日本で注文したことはないのだが、こちらで食すカリフォルニア・ロールには、寿司本来とはまったく違う妙な美味さがある。アメリカ人がやるように、粉山葵をドロドロに溶いた醤油で食するのが味わうコツだ。カリフォルニア・ロールに本山葵なんぞ使ったら、逆になんともチグハクで珍妙な味がして食えないだろう。ま、誰が考え付いたか知らないが、これはこれで(寿司とは言わないが)なかなかよく出来た食べ物である。アメリカで流通するレベルのマグロなら、むしろアボガドに醤油をつけたほうが美味いという新鮮な発見に支えられた味。もっとも日本の寿司屋で注文する気にはサラサラならないがなあ。 |