を使っている。名前部分は勿論アルファベットだが、これを伝票やら稟議書にペコタンペコタン押している訳だ。わざわざ日本のハンコ屋にアメリカ人社員の分も全て発注しているのだから、よくよく考えてみると不思議な話だよなあ。もっとも、ローカル・スタッフから特段文句出たとも聞いてないから、まあ日本の妙な習慣と面白がって、ポンポン押しているのかね。話を聞いてOKして、書類にスタンプを押す段になり、「今日は何日だっけ」と聞くと、「今日は７日。昨日が6-6-6と悪い番号だったのよね」と彼女が言う。ああそうか、「Yes, I know. It's the number of the beast. But I'm not so superstitious.」などと返事すると、昨日、映画の「オーメン」がリリースされたんだと、笑い話になった。
「666」は、新約聖書、黙示録に出てくる「獣の数字」。西欧では縁起悪いとされている数字。映画「オーメン」は、６月６日に悪魔の子が生まれるという話だが、その昔ヒットした同名作のリメイク。わざわざ公開日を06年6月6日に合わせて全世界同時公開したそうだが、果たしてヒットするだろうか。余談だが、私のアタッシェ・ケースの鍵番号は「666」にセットしてあるのであった。