今週前半は西海岸に出張。Orange Countyに来るのも10年ぶり。SNA空港は、前からこんな大きさだっけ。近隣で取引先訪問など。翌日は南下してメキシコ国境を越え、Tijuanaまで。昔は車に乗ったまま、高速の料金所のごときゲートから国境を越えたと思ったのだが、近年は厳格に法律が適用され、テンポラリーのビジネスビザの申請が必要とか。 車をアメリカ側に止め、事務所で書類に記入して料金を払い、遊園地の出口のような回転柵をくぐる。徒歩で国境線を越えると、そこはもうメキシコ。むこうではタクシー移動。道は一応舗装されてるのだが、メキシコ側に来るとどうも空気が埃っぽい気がするのは昔と同じ。ほんの数キロ隔てただけで感じるこの貧富の差。国境線を隔てる高いフェンスを越えあるいは穴を掘り、アメリカへの不法入国が後を絶たないのも理解できる。 メキシコ側は別として、暮らすには中西部よりもCaliforniaのほうがずっと便利だ。Costa Mesaのオフィスから歩ける距離にラーメン屋があるという点にも妙に感動。イチローが来るという寿司屋も、向こうの駐在員と訪問。中西部の日本レストランは、どういうわけか「男山」と「辛丹波」という、逆に日本ではめったにお目にかからないような銘柄しか置いてないところが多いのだが、どちらも妙に薬臭い風味がしてよろしくない。しかし、ここで飲む日本酒は、香りもよく味も日本で飲むのとほとんど変らない。定温コンテナで日本から運ぶと聞いたが、上げてから陸送が無く回転が良いからだろうか。日本酒に感動して、酒ばかり飲んで歓談していたら、肝心の寿司をほとんど食べてなかった。ただ、刺身の種は、先週の「寿司田」のほうがちょっとよかったような。 出張中にクレジット・カードの使用履歴をWebでチェックすると、なんと、Available Creditが既にゼロになっている。そういえば、先週、今週と出張で、ホテルやら、寿司屋やら、駐在員若手を連れて行ったカラオケやら、Localスタッフも含めたDinnerやら、個人使用も会社の経費もずいぶんカードにチャージされている。もうひとつ失念していたのが、年末の一時帰国航空券。早々と予約したのだが、その請求がすでに来ている。昔は予約だけしてずいぶん放置しておけたのだが、最近はすぐに発券しないとキャンセルだという。ずいぶんせちがらくなったもんだ。 まあ、そもそも5月に発行してもらったVISAのCredit Limitが5000ドルしかないのが問題。経費の立替にも使う事を考えると少ない。日本発行のAmexも会社のコーポレートカードもあるし、Debit Cardもあるから急に困ることはないのだが、メインのカードが使えなくなるとやはり不便。ネットで銀行口座から2000ドルばかりクレジットカード口座のほうに支払をして急場をしのぐことに。 水曜夕方にこちらに帰着。西海岸は住むにはよいところだが、こちらの空港に着くと、「ああ、帰ってきたな」とホッとする。昨日、Webでクレジットカードのリミット増額を申請。いきなり倍額も増やしすぎかと思ったが、徐々に増やすのも面倒だ。10,000ドルと一気に倍額を要求。キャンセルされるかと思ったら、24時間もたたず、本日もう承認メールが到着。オンラインで見ても、すでにリミットが更新されている。使用わずか2ヶ月ちょっとで、1万ドルまでリミットを増額してくれるなら、最初からケチな設定せずにその金額で設定してくれたら手間が省けたんだがなあ。 |