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2006/09/26 死刑執行を拒む / 「ブロードキャスター」コメンテーターの発言をシャカシャカと

安倍内閣が発足。戦後最年少の総理だが、内閣には結構お年の人も目立つ。大した大物でもないのに70過ぎなんて大臣を見ると、ああ、順番待ってるうちに年を食ってしまったのだろうなと同情もするが、やはり大臣にも定年制を引いたほうがよいんじゃないかね。

前の閣僚では、死刑執行命令書への署名を拒んだまま退任する杉浦正健法相というのがいるらしい。以前も、「死刑を承認すると自分にもお迎えが来てしまう」と妙な理屈をこねて執行命令への署名を拒んだ法務大臣がいた。しかし、法務行政の最高責任者の態度としてはどんなものか。死刑という刑罰が刑法・刑事訴訟法に現存している以上、法務大臣に、彼の個人的嗜好でその執行を実質的に停止する権限などあるまい。

大臣にはどうしてもなりたい、しかしその職責の一部は自らの思想信条で果たせない、という勝手な態度がそもそも困りものだ。余人をもって代えがたいほどの人材でもあるまいし、死刑執行命令書に署名できないというのなら、最初から本人がその旨を申告し、法務大臣を引き受けなければよかっただけのことなのだが。大臣病ってのはやはりあるんだな。



TV Japanを導入すればNHKを中心とした日本語放送がアメリカでも視聴可能だが、私の入っているプロバイダでは選択できない。日本ビデオ屋を利用して時折日本の番組を借りている。昔はVHSビデオだけだったが、今やDVDになっているのでこれまた便利。日本のニュースはネットでもチェックできるが、「サンデーモーニング」とか「ブロードキャスター」で一週間分のニュースをまとめて見るのもなかなか面白い。ネットのニュースはまだまだ大部分が新聞ベースであって、映像メディア系の取材のほうが多くを伝える素材も結構あることがよく分かる。

レンタル日本ビデオは、日本のTV局に使用料を払うような契約になっていると思ったが、TVCMは基本的にすべて削除されている。余計なものが入ってなくて便利ともいえるが、日本で話題のCMなどがあってもまったく見れないのが、やや残念といえば残念か。

DVD録画で見るメリットは、毒にも薬にもならないコメンテーターの発言をシャカシャカと素早い早送りで飛ばせること。特に「ブロードキャスター」は、「この人いったい誰?」というヘンなコメンテーターが多く、時間の無駄としか思えないコメントを延々と連発する。これを全部シャカシャカと早送りすると、気分爽快というか、なかなか精神衛生上よろしい。コメンテーターについて比較するなら、「サンデーモーニング」のほうが比較的ましか。オウム麻原死刑確定の時の江川昭子のコメントなどは、なかなか興味深かった。ま、もっとも、この人はオウム事件が唯一の専門かつ売り物なので、そのコメントがオソマツではお話にならないのだが。