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2006/10/05 アメリカの人口が3億を突破する。

アメリカの人口が10月15日頃に3億人を突破するとの予測。1967年に2億人を超えて、40年足らずで更に1億人増加のペースだと。先進国で人口がこんなに増えるというのも実に珍しい。これには特にヒスパニック系の移民が大勢流入していることと、さらに定住してから子供をたくさん生んでいることが影響している。アメリカの合計特殊出生率は2.05。ヒスパニック系移民が、この平均をある程度押し上げているのは確かだ。

ただ、ごく普通の白人家庭でも、日本よりは子供が多い印象を受けるなあ。休日のショッピングセンターなどを歩くと、子供を3人連れている白人夫婦がいくらでも目に付く。白人女性の合計特殊出生率が2.0を超えているとは思わないが、少なくとも日本のように1.3ということはあり得ないだろう。

やはり、一番根底にあるのは明るい未来への信頼ではないだろうか。結婚して、子供を生んで、所得はだんだん上がり、家は次々大きいのに住み替え、ハッピー・リタイアメントの後はフロリダに家でも構える。人生は常に明るいほうに転がってゆく。日本では高度成長の時以来久しく絶えたそんな明るいoptimismが、まだアメリカには残っている。ま、腐っても鯛というか、いまだに世界一豊かな国だと称しても過言ではないだろう。

もっともあえて影の部分に触れるなら、妊娠中絶は非合法ではないにせよ、日本ほど簡単でないとか、逆に養子縁組が盛んで、若くして子供を生んでも施設に引き取ってもらえばそれで終わりという社会構造があり、それが出生率を押し上げているのではという印象もあるにはあるのだが。

同じ記事で、人口の多い国のランキングを見て、個人的にずいぶん認識を新たにしたので引用しておこう。
国名人口(億人)
中国13.2
インド11.1
米国3.0
インドネシア2.2
ブラジル1.8

私のおぼろげな記憶では、中国10億、インド8億、アメリカ2億と覚えていた。直近の数字と比べるとエラク違う。インドがもう11億人! ホントかよという感じ。インドネシア、ブラジルも世界5傑に入るとは知らなかったなあ。はて、いったい何時頃から記憶が更新されてなかったの我ながら不思議だが、そういえば、高校の時は「地理」は取っていない。共通一次試験は「世界史」と「倫理社会」で受けた。そうすると、私が覚えていた世界各国の人口てのは、ひょっとすると中学の社会科の記憶かねえ。<古すぎ。