先週だったか日経に、「仏像のひみつ」がジワジワと売れて、ベストセラーになってるのだとの書評記事。確かに、平易で読みやすく作られたよい本であった。本棚から取り出して、またパラパラと。 昔、超能力者として有名になった清田益章が、大麻取締法違反の罪に問われた初公判の記事。清田被告は起訴事実を認めて即日結審。懲役1年、執行猶予3年の判決とのことであるが、そうか、逮捕されてたのだっけ。昔は「清田少年」なんて呼ばれた彼も、44歳だよ。いやはや。 スプーン曲げなどで有名になったのは、1970年代後半。「スプーン〜超能力者の日常と憂鬱」を読んだ時もずいぶん懐かしかった。手に持ったままのスプーンの頭がポロリと落ちる、清田の「メタル・ベンディング」を一度TVで見たことがある。あれだけはマジシャンでもできないと思った事も確かにあったのだが。 超能力は本当に存在するのかについては、昔から興味があり、サイババやら、念写やら、この手の本には結構手を出している。しかし、ユリ・ゲラーの昔から、懐疑心を持って追求してゆくと、超常現象の真相は、疑惑の厚いベールの向こうに消えていってしまうばかり。絶対にこれが本物だと言い切れるような能力は、いまだかつて完璧に提示されたことすらないのだから。なんとなく残念ではあるのだが。 |