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2007/03/06 タダで1万2千ドルもらった気分

早いものでもう3月。2005年にブッシュがサインしたEnergy Policy Actによってサマータイムの開始が今年より早くなった。今度の日曜が、Daylight Saving Timeの始まり。この辺りではまだ道端には雪が残り、気温も摂氏零度以下。ちょっと早すぎるかな。

アメリカ上陸してこれまた早いもんでそろそろ1年。いつも使っているUnited Airlineのマイレージは、この1年間でおよそ18万マイルとなっている。実際に飛んだ距離は5万マイルちょっとだが、クレジット・カードのポイントが7万マイル弱。それに加え、ボーナスマイルやらホテルやらレンタカーのポイントの集積。

前回駐在時は、アメリカにいる間一度も使わず溜まる一方。50万マイルばかり溜まったマイレージが、有効期間の延長を知らず、危うく一気に失効するところだった。放置しても航空会社の都合で航空券やアップグレイドへの交換率が変更になる可能性もある。利息つくわけでもなし、溜め込んでいてもしかたない。ある程度溜まる都度使ってゆくかと、暇な時に使途をちょっと検討。

Savor Awards というのは使うマイルは少なく、ブラックアウトが無いとはいえ、やはり席数に制限あり、意外に席が空いてないもんである。しかしUnitedのサイトで検索してると、今年年末の日本往復便は、まだ結構空いてることを発見。まあ、ずいぶん先の話なのだが。

実際にお金でチケット買ったらいくらするのかも比較すると、これもクラスによって大きな差がある。しかし、必要なマイル数は、意外にチケットの値段ほどの差はない。チケットの値段と、マイレージで乗るのに必要なマイル数、これから換算したマイレージ、1マイル当たりの交換率は下表のようになる。

United Airline ORD-NRT往復と必要なMileage
Price($)Mile neededPrice/Mile
Economy1,22560,0000.02042
Business8,87590,0000.09861
First12,473120,0000.10394

路線と時期によってチケットの値段は大きく変動するが、必要なマイルは、アメリカー日本間ならいつでも同じ。エコノミー・クラス、1200ドルチケットと交換に必要なマイルが6万マイル。ファースト1万2千ドルの交換に必要なのが12万マイル。マイレージというのは、エコノミー・チケットに交換すると1マイル2セントの価値しかないのだが、ファーストに交換するとマイル辺り10セントの価値があるということである。

航空会社の採算がどうなっているのか知らないが、それにしてもずいぶんと交換率が違う。航空会社の観点からすると、マイレージと交換で、タダで座席を提供することによって喪失する期待利益が、エコノミー2回とファースト1回でほぼ等値であるということか。ファーストクラスというのはエコノミー何席分も使ってるから、確かにあんまり儲からないかもしれない。

もっとも、客のほうから考えると、1万2千ドル相当のチケット1枚をタダで貰うのと、1200ドル相当のチケットを2枚もらうのでは、どう考えても1万2千ドルのほうが得という気がするなあ。ということで、今年年末のプライベートな帰国は、マイレージを12万マイル使用してファースト・クラスをブッキング。気が早いが、タダで1万2千ドルもらったような気分。まあ、年末までに異動で帰国なんてことになったら困るのだけど。