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1997/06/12 パスポートなしでジャマイカへ

昨日のブルズの劇的勝利にバーボンを飲みすぎて、今日は二日酔い。

会社に出ると、庶務のオバチャンが米国司法省からの、Notice of actionなんてフォームをくれた。先日頼んだI−94の延長申請が受理された記録だと言う。3月に日本への出張から帰国した際、入国管理官が間違えて6月末までしか滞在許可をくれなかった。その為延長を申請していたのだが、6月末までに新しいI−94が手元に届くだろうか。

考えてみれば、就労ビザも来年の2月で切れる。パスポートも来年の6月が有効期限だ。もしも、来年2月の人事で帰国が決まったとしても、ビザ期限までには、帰るのは無理だろうから、その前に延長申請をしておく方がよさそうだ。しかし、今のパスポートにビザの印を押されると、駐在が長引いた場合新規のパスポートと昔のを両方持ち歩かなければならない。そうすると、パスポートを先に切り替えて、それでビザ延長をしたほうがよさそうだ。どちらも米国で申請できるが、時折、時間がかかったりする為、よく考えて申請しないと、急な海外出張や、年末の一時帰国ができなくなったりする。

2年前のサンクスギビングの連休に、シカゴ事務所の単身者5名で、ジャマイカに遊びに行く事になった。ところが、ひとり、ビザの延長申請中で、パスポートが、なかなか帰ってこない。こっちは他人事だから、ジャマイカなんて観光ビザも要らないし、パスポートのコピーを持ってけば大丈夫じゃないの、とけしかけた。

ちなみに、彼は、以前書いた、パスポートなしでカナダに行った駐在員、御本人。もともと物にこだわらないほうなので、一時はその気になりかけたのだが、旅行会社から止めたほうがいいと言われてやっぱりあきらめた。

実際にジャマイカに行ってみると、ちゃんと入国管理官がいて<当たり前だって、入国審査までする(笑)。やはり、到底パスポートのコピーじゃ駄目だったろうなと言う事がわかった。 ジャマイカはコーヒーやレゲエで有名だが、もともとイギリスの植民地だったせいもあって、公用語は英語。世界で一番早く独立した黒人国家のひとつで、白人が上で威張っていないから、国は貧乏だけれどアメリカの黒人に比べて皆なんだか明るいような気がする。まあ、貧困や、犯罪、麻薬等、問題も多いようだけど。

カリブ海に囲まれた美しい島国の為、最近は、日本からの観光客も多数いるようだ。我々が乗ったマイアミからの便にも、何組か日本人の新婚カップルがいた。でも、最近は女性のほうが海外旅行慣れというか、度胸がある。新婚カップルの席が離れ離れになっていたけれど、奥さんのほうが旦那の横のアメリカ人に、席を代わってくれないかと交渉している。アメリカ人は快く受け入れて、奥さんが前の席から移ってきたが、旦那のほうはずっと黙ったまま。君も、代わってくれた人に、お礼ぐらい言ってもいいんじゃないの。英語がつたなくても、感謝の気持ちなんて、簡単に伝わるのに。情けないなあ。

サンフランシスコのダウンタウンなんかでも、奥さんのほうが旅慣れていそうな、日本人のカップルに出くわす事がよくあった。買い物なんかでも、奥さんのほうが色々質問したりして交渉しているのに、旦那は後ろでなぜか不安そうに黙ったまま、なんてね。成田離婚されるぞ! やはり、それまでの海外旅行経験の差が出るのかねえ。駐在員でも、奥さんのほうが英語が上手なんて人もいるんじゃないかな。