今日は偉いひとがアメリカ出張に来る為、上司とオヘア空港に出迎え。赴任を控えての家の下見も兼ねているから、奥さんも自費で同行している。アメリカの会社で転勤する時は、一般に「House hunting trip」と言って、夫婦で一度新赴任地へ家探しに行く費用を会社が持つのが一般的のようだ。しかし、日本の会社では、海外に赴任する時に事前に奥さんまで連れて家探しに行く費用を持ってくれる会社は多くないだろう。旦那のほうは、出張扱いで事前に行けばよいのだが。
とりあえず、オヘア空港の国際線ターミナルで到着を待つ。JAL便は定刻に到着したが、なかなか乗客が到着ゲートから出てこない。しばし待つうちに、操縦士や客室乗務員のほうがゾロゾロ降りてきた。この、JALのシカゴ便のクルーには、よく空港で出くわすが、結構お年を召した乗務員が多くて、ちょっと華がないねえ。UAのロス発や、サンフラン発のほうがずっとXXXXXXXXXX(ちょっと自主規制(笑))。そうこうしている内に、えらく太った大男が、ひとりでのっしのっしと出てきた。サングラスを掛けて火のついてない葉巻を口にくわえ、鞄ひとつをブラ下げている。つるつるの頭に、くっきり残る何本もの深い傷痕で思い出した。プロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーだ。日本から帰ってきたところのようだが、たったひとりでひょこひょこタクシー乗り場に歩いて行った所を見ると、シカゴに住んでるのかなあ。うーん。
前に、「シカゴあたふた日記」さんが、ブルース・ウィルスに会った事を書かれていたが、シカゴ・ダウンタウンは、確かに映画の撮影が多くて、色々有名人に出くわす事が多いらしい。私の回りでも、ジュリア・ロバーツや、リチャード・ギアにダウンタウンで会ったとか、美容院に行くと、デニス・ロッドマンがマニキュアを塗ってもらってたとか、色々聞いた事がある。
ただ、残念な事に、私の住んでいる所も事務所も、シカゴ北西郊外なので、今までに全然有名人に出くわした事はない。西海岸の時も、オフィスは、マウンテン・ビューで、シリコンバレーの真ん中だが、まあ、ビジネスの町で有名人なんて、見なかった。サンフランシスコのダウンタウンは、シカゴに負けず劣らず映画やCMの撮影があるようだけど。
そうすると、アメリカに4年以上いて、このブッチャーが、アメリカで会った唯一の有名人とはね。もっとマシなのに会いたかったなあ(笑)。
しかし、あえて、日本の有名人も含めるならば、昨年末、上司と会社近くのカラオケに行った時、葉月里緒菜に会った事がある。彼女は、父親の仕事の関係で、以前、シカゴ郊外に住んでいた事があり、年末休みに、昔の友達を訪ねて来てたらしい。
友達と大勢で、にぎやかに飲んでいる。ちょうどイチローとのロス密会の前。私と上司のテーブルはカラオケのステージのすぐ前だったが、ご本人は、なんだか陽気にカラオケまで唄いだす。なんでか知らないが、「誰か一緒に唄ってよ〜!」、と何回も言うのだが、誰も出て行かないので、実は、一番近い私が、出ていって一緒に唄ったんです。でも、やっぱり曲知らないから、<知らんのに出て行くなって(笑)。 まあ、1番の半分唄って、それ以上は勘弁してもらいました。あとはひとりで唄ってた。葉月里緒菜とデュエットしたのは、これ、正真正銘、本当の話。しかし、色白で実に綺麗な女性だったな。