今日は5時半に起床。荷物をまとめて、シャワーを浴びてホテルをチェックアウト。昨日さんざん部屋からネットにつないだが、大して電話代はチャージされていなかった。ホテルから、空港のレンタカーリターンまで約10分で到着。日曜早朝だが、係員が携帯端末を持って立っていたため、ほとんど時間がかからず、その場でレシートを入手。ゲートでチェックインするが、今日のフライトも満員らしい。しかし、日曜の朝7時にサンノゼからシカゴに向かうっていうのは、いったいどういう客なんだろう。やはりみんな出張かな。ほどなく搭乗が始まったので、ゲートから外に出て目の前の飛行機のタラップを上ろうとすると、先に上った連中から、だめだ、降りろ降りろと声がする。よく見ると、タラップはつけられているが、飛行機のドアが閉まっている。振り向くと係員がゲートから顔を出して、もうひとつの飛行機を指差して、シカゴ行きはあっちだと言う。あれ、そうなの? 先頭の人間が、自信ありげに間違ったほうに歩いていった為、みんなゾロゾロと付いてきてしまった(笑) しかし、バスみたいに行き先が書いてあるわけでなし、同型の飛行機が並んでるんだから、まぎらわしいのよ、本当に。サンノゼ空港のUAゲートは小さくて、ゲートから飛行機が直結されてないからたまにこういうことがある。
非常口横の席なので、前が広いのはいいが、やはり満員で、隣の席にアメリカ人のデカいクマゴローみたいなオッチャンが座ってしまった。まいるなあ。通路側に体を小さくして寄りかかりウトウトしたり、本を読んだりしているうちにオヘア着。4時間ちょっとの飛行。時間どおりについたのはいいが、どうしてサンフランやサンノゼからの便はいつもターミナルの一番はしっこに着くのか。オヘアはとても広い空港なので、ゲートから駐車場まで荷物を持って歩くのも大変だ。そういえば、映画「ホームアローン」でカルキン少年扮する主人公が家族とはぐれてしまうのもここオヘア空港。でも、あれはアメリカン航空のターミナルかな。
駐車場について車のトランクに荷物を入れて、ドアを開けようとして、ずっと鍵を掛けずに開けっ放しだった事に気づいた。4日間も放置していたが、盗まれなくてよかったなあ。しかし、いつもドアロックは確認しているつもりなんだが。まあ、金目のものはなにも入っていないけど。どうせ会社の車だし。はは。
途中で買い物してようやくアパートに帰着。ガーメントバッグを肩にかけ、ブリーフケースとスーパーの袋で両手がふさがった状態でアパートの廊下を部屋に向かっていると、ガーメントバッグを掛けられるようになっている鎖のフックがポケットからこぼれ出て、足にからまり、派手にスッ転ぶ。
絵に描いたように、両手を前方に突き出して、まるで廊下の絨毯に口付けするかのように突っ伏した。スーパーで買った卵は割れる、牛乳パックは漏れる、ガーメントバッグの肩掛け金具は壊れる、ひざとひじを擦りむく。ドコニモヤリバノナイ、イカリッテノハ、コウイフコトナンダナア、キット。と突っ伏したまま、なぜかカタカナで感慨が浮かぶ。誰にも見られなかったのが、唯一の救いか。