昨日はボストン行きをあきらめて、本日朝の便に変更。なぜか頼んでもないのにファーストクラスにアップグレードしてくれたのだけど、今朝起きてあたふたと空港へ行くと、なんとその便がまたキャンセル!本当にええかげんにせいよ、ユナイテッド!
しょうがないので、チェックインカウンタに並んで再度予約の変更。10時の便は満杯で、11時はスタンバイ。12時発の便ならファーストクラスをコンファームできますなんて初老の男性の係員が丁寧に説明してくれる。なかなか態度よろしい。で、予定はもう目茶苦茶だし、もはや2時間ばかり早く着いても別にどうと言う事はないので、ファーストクラスが確実と言う、12時発の便に変更。しかしまだ9時だし、3時間も空港で時間をつぶすのもなんなので、再度アパートに帰る。と言っても片道15分程度。
空港で落ち合うはずだったボストンの駐在員に電話を入れて予定の変更を伝える。で、部屋から、ネットに繋いで日記なんぞをブラブラ散策していると、そろそろ再出発の時間となる。この2日間で空港まで行くのは3回目だよ、まったく。この便がキャンセルになれば、何があろうと出張取り消しとする事を固く心に決めて空港に向かう。今度は事前にUAに電話して出発時間を確認したが、今のところ時間通りと自動音声の案内。<しかしこれも時々あてにならないのよね。
11時半に空港に着いて出発のモニタ画面を見ると、ボストン行きの10時出発の便も11時出発の便も、まだBoardingのランプが点滅中。要するにまだ出発してないようだ。慌てる乞食は貰いが少ないって、うちのばあちゃんが言ってたなあ。12時発にしてよかった。(何がよかったのか知らんけど)ゲートに着いたのが、出発20分前だったが、前の便が到着して乗客が降りてきたところ。あまり他を笑ってられない。これもへたをすると30分は出発が遅れるかな。
と思っていたら、予想よりずっと早く搭乗が始まった。出発もほぼ予定どおり。ユナイテッド偉い!。やっぱりファーストクラスの席はゆったりして、寛げる。まあ2時間のフライトだからエコノミーでもいいようなもんだけど。
アメリカの国内便の飛行機には、ファーストには1人1台、エコノミーには3人に一台、飛行機電話が備え付けてあり、データポートも付いている。ノートブックでここまでの日記を暇つぶしに書きながら、話の種に飛行機から日記猿人に更新報告するか、と妙な考えが浮かんできた、しかしあまりにも無意味なので止め。通話料は1分3ドル弱だそうです。<やっぱり日記巡りをするには高いですな。20秒ごとに100円。回線のクオリティもデジタルとは言うものの、実際、通常会話ではかなり雑音が入るので疑問。ネットに繋げて使用するのは困難ではないかな。今度試してみるか。<結局のところ愚かな考えをまだ捨て切っていない。ははは。
で、予定時刻ぴったりにボストン到着。以前東京の本社で同じ課で働いていた後輩が迎えにきてくれている。
夕食にはちょっと中途半端な時間なのでとりあえずホテルに連れていってもらう。予約を昨日電話で変更したので、ちゃんと伝わっているか半信半疑だったが、大丈夫。やっぱり昨日の交換手の女の子はしっかりしてたもんなあ。<急にほめるな、急に。
ここ、ウォルサムのウェスティンは外見は総ガラス張りで大変立派だけど、部屋の中に入ると、前の客の残した石鹸がシャワーの横に残っていたり、椅子にも女性の長い髪がくっついていたり、洗面所に飲みさしのミネラルウオーターのビンが残っていたりして、本当にルーム・メイクをしたのかどうか疑わしいありさま。リネンやベッドメイクはしっかりしてるから、まだ慣れてないメキシカンがやってるんだろう。でも電話にはデータポートがあるし、ファックスが各部屋に1台装備されていたりして、仕事の出張にはなかなか快適な場所かも知れない。
荷物を置いて、会社の後輩の運転で、ダウンタウンに行って、夕食までの時間つぶしにノースサイドをブラブラする。適当な頃合いに海沿いのアンソニーズPIER 4と言うシーフードレストランに行く。店に入って案内を待っていると、いたるところにオーナーとこの店を訪れた俳優や政治家達の記念写真がベタベタ貼ってある。なんと浩宮皇太子の写真まであるよ。雅子さんいないから、まだ独身の時だな。
で、順番を待ってるとヨロヨロ現れたのが、このペタペタ貼ってある写真に有名人と写ってるこの店のオーナー。ずいぶんお年のようだが、元気な時は必ず自分で客を案内しているらしい。でもなんかロウ人形が歩いてるみたいで、先に立って歩かれると、転ばないか心配になる。きっと家族からはもう止めなさいなんて言われてるのに、創業者の一念で店に立ち続けてるのではないだろうか。あるいは華僑によくあるように、金勘定だけは絶対に他人まかせにしないよう店にいるのだろうか。
今までの経験から言うと、アメリカでこんな風に有名人の写真をペタペタ貼ってある店にロクなのはないのだが、頼んだロブスターはなかなか結構。やはりロブスターは東海岸。しかし、ウエイトレスが新米みたいで、サービスが非常に遅い。チップを1セントにしようかと思ったが、テーブルに醤油の小ビンを持ってきたところを見ると、日本人の客も結構いるようなので、一応思いとどまる。