昨日はわりと風邪が抜けたのでブランデーなどをちびちびやって寝たのは2時過ぎ。しかし、今日は立ち寄りで市役所に海外からの転入届を出しに行くので朝はゆっくり。海外に赴任する時は住民票の海外転出届けを出しておかないと地方税が賦課され続ける為、普通は住民票を除籍して非居住者になる。うちの妹なんかは、どっちにしろ日本での所得なんかなかった為、オーストラリアに4年ばかりいた時も住民票はそのままだったらしいけど。
で、戸籍謄本と戸籍の附票なるものとパスポートを市役所窓口に提出。全然知らなかったけど、戸籍の附票というのは、住民票の移動状況を本籍地の戸籍に付記してあるもので、戸籍さえわかれば理論上は、現在の全日本国民の住所が把握できるようになっている。附票以外にも、一般人には閲覧禁止だそうだが、科料以上の刑罰前歴も戸籍に合わせて記載してある原簿があるらしい。いったい何に使うのか知らんけど、なんだか気持ち悪い。
しかし、どういう訳か時間がかかる。窓口に再度呼び出されたので行ってみると、私の戸籍の附票には、前回住んでた川崎市からの海外転出が記載されておらず、川崎市の該当区役所に電話しても、住民票の記録が確認できないと言う。そんな事いわれてもこっちも知らんっちゅうねん。けど、出国前に海外転出届けを出したのは確実で、だから地方税だって請求されてないんだけどなあ。
またまた待たされて、眼鏡をかけた若い女性の職員が一所懸命にあちこち電話で確認している。この女性は感じよかったなあ。しかし、なかなか厳密なもんだ。結局、3年前に住民票をコンピュータ処理に移行した際に、過去の転出記録がデータベースに入力されておらず、確認できなかったものと判明。紙の記録を探してようやく見つけたらしい。結局一時間を空費。まったく迷惑な話だ。しっかりせんかい、中原区役所!
ここで急に余談。日本に帰ってきて、このところ電車や街中で連日数え切れないほどの日本人を見て、ちょっと気づいた事だけど、やっぱり白人のほうが若ハゲが多い。アメリカではあちこちで頻繁に出くわした。20代くらいでもほとんどスカスカな人に。街や、空港や、事務所でも。日本だとハゲと言うとカッコ悪い象徴だけど、しかし、アメリカのハゲは、別にカッコ悪くないんですよね。何故か。
ショーン・コネリーだって本当はツルツルで、薄くなった程度のカツラをわざわざつけてるそうだけど、そのまま映画に出ても別に違和感ないだろうなあ。まあ、奴等は頭の形が、何と言えばいいか、こう細長くてバランスがとれてる事と、髪の毛の色も、最初から薄い為に、ハゲてもあんまりみっともない感じがしないんですかね。
しかし、この間の映画「The Rock」を見てたら、どういう訳か、コネリーの顔のクローズアップの時は、やたらにヒタイのところで切れてるカットが多かったので、ハリウッドの事だからきっと契約に、「頭を映すのは何カットまで」、なんて書いてあるに違いないと思ったら気になってしかたなかった。
そうそう、ソ連と言えば、昔、確か、丸谷才一がエッセイで書いてたけど、ソ連の最高指導者はハゲの人とフサフサの人が奇しくも交代でなってるらしい。なかなか面白いので、現代史の復習にちょっと検証してみよう。
- レーニン → ハゲ (文句なし)
- スターリン → フサ (ちょっと後退はしてたけどね)
- フルシチョフ → ハゲ (これは文句無し)
- ブレジネフ → フサ (これもちょっと後退はね)
- アンドロポフ → ハゲ (ちょっとはあったけど)
- チェルネンコ → フサ (白髪でしたね)
- ゴルバチョフ → ハゲ (これは文句無し)
- エリツィン → フサ (やっぱフサの部類ですな)
ほらねっ。ここで興味深いのはわずか1年づつの統治だったアンドロポフとチェルネンコにも、きっちりこの法則(笑)が当てはまっている事と、レーニンの前をマルクスと考えるなら、この人もフサ系だったから、更にリストが長くなる事ですなあ。そうすると、ソ連指導者の半数はハゲてる訳ですから、やっぱり白人系にハゲが多いという仮説はますます重みを増してくる。
ひるがえって日本の首相でハゲてたというと(最近はあまりにも交代が激しくてよく思い出せないのだが)誰だろう。あんまり思い出せない。結局短命に終わった殿様は、実はスポっとはずせるカツラだという怪しい噂もあったようだが。う〜ん。