しばらくウダウダしていたが、車に積んだボイスナビゲーションシステムがどのように動作するのかを知りたくてちょっと車で外出する事にした。込み入った道の選択を知りたいので、一応都心に向かう事に。
最初の目的地を東京駅に設定。なにもはるばる上京したお上りさんじゃあるまいし、東京駅に向かう必要なんて別に無いんだけど、まあ、テストです、テスト。しばらくナビが考えていたが246号をはるばる行くルートを呈示してくる。
ははあ、有料道路を使うかどうかを最初に設定しておくんだな。で、今度は設定を変えて、東名、首都高速を使うルートに変更。スタートしてしばらくは、ナビの呈示する道路とは違う道を走っていたので、システムは沈黙していたが、ルートに乗ったとたんに、ピンポーンと音がして女性の声でナビゲーションが始まる。
「あと700mで右方向です」「あと300メートルです」「もうすぐ東名高速です」等、なかなか正確だ。画面も交差点が近づくと2分割されて交差点の詳細が表示される。おおっ。なかなか凄い。道を知らない人間が助手席で地図を見ながらナビをするより役に立つな。
首都高速に入ってからも、分岐の手前で声が案内するし、出口の道路交差状況と表示板が画面に現れる為道がウロ覚えでも問題なし。ここ数年のGPS技術の進歩は目を見張るものがある。なんの問題も無く東京駅に到着。ま、到着してもしょうがなかったが。わははは。
そう言えば、数年前にアメリカの広告で、ノートブックに接続できる小さなGPSアンテナなんてものがあって、携帯してるノートPCに自分の現在位置が映し出されるなんて広告をやっていた。一瞬、欲しかったが(笑)、考えて見ると、別にナビゲーションシステムではなくPCに自分が立ってる場所が表示されるだけではねえ。「ああ、俺は今、自分のオフィスにいるな」、なんて分かってもしょうがないし。はは。
緯度や経度が表示されるだけの簡易手持ちGPSシステムは、ソニーが以前出していた。登山や海に出た時なんかには役に立つかもしれない。やっぱり地図や海図が必須か。もともとはGPSは軍事用の技術の転用で、民生用には精度を落としてあるなんて聞いた事があるけど、軍事用にはもっと精度が必要なんだろうか。車のGPSだって、感覚的には、誤差は数十メートル未満だけどなあ。
車に搭載するナビゲーションシステムは、アメリカではあんまり普及してない。高級車に搭載されてるのは広告で見たような気がするが。まあ、道路標示が見やすい場所に出ており、何号線をどちらの方角(東西南北)に行くのかさえ覚えていればまず道に迷う事は無いからだろう。年期の入った車社会だけあって道路標示は日本に比べてずっと見やすいと思う。
そう言えば、どこだったか、昔、新宿あたりで高速を降りて、道を探していた時、でかい道路標識に「←」がしてあって「名古屋」と書いてあっのには笑った。そりゃあ、ずーっとずーっとそっち方面に行けば名古屋にいつかは着くんだろうが、誰も新宿界隈でそんな事聞いてないよ。いったい誰があの緑の行き先表示をメンテしてるのだろう。どうせ警察かどこかで、実際の場所に行った事もない担当が机の上で考えてるだけなんだろうなあ。